粒高ラバーが向いている人はどんな人?

卓球には、いろいろなプレースタイルがあります。

異質型の中でも、粒高ラバーにはどんな人が向いているの?

関連:異質とはなにか―異質なプレースタイルと異質なラバー

中学で卓球をはじめる場合、卓球をある程度知っている顧問の先生なら、団体戦で勝つために少なくとも誰か一人は粒高ラバーを貼った選手にするでしょう。

そのとき、どんな子に粒高ラバーを貼らせるかというと

  • 運動神経が鈍そうな子
  • 太って動けなさそうな子

であることが多いと思います。

本当にそれで良いのでしょうか?本人は納得しているのでしょうか?

つぶまる

否定はしませんが、それが全てではありません。それ以上に重要な要素があります。

私が考える「粒高ラバーが向いている人」というのは、

  • 器用な人
  • 頭の回転の早い人
  • 人と違ったことをやるのが好きな人

です。

つぶまる

私も運動神経が鈍いのは確かだけど、運動神経が鈍いというだけで粒高ラバーをすすめるのはどうかと思っています。

目次

粒高ラバーが向いている人の性質3つ

  1. 器用な人
  2. 頭の回転の早い人
  3. 人と違ったことをやるのが好きな人

器用な人

粒高ラバーを扱うに当たり、両面裏ソフトラバーの選手に比べて覚えなければならない技術が多くあります

何しろ、ラケットの両面に似たような性質の裏ソフトラバーを貼るのではなく、両面で全く違う性質のラバーを貼るので、

単純に、覚えなければならない技術は2倍

になります。

そして、粒高ラバー単体で見ても、覚えなければならない技術は裏ソフトラバーよりも多くあります。

粒高ラバーで返球した時の最大の特徴として、下記のような「変化」があります。

  • 回転をそのまま返す
  • 回転を反転させる
  • 回転の向きを変える
  • 回転を殺す
  • 威力を殺す

これらは粒の特性(形状・硬さなど)だけでなく、ラケットを振る方向やインパクトの仕方によって決まってきます。

粒高ラバーを使うにあたり、これらの技術も習得しなければなりません。

つぶまる

出澤杏佳選手はこれらの技術を巧みに使いこなし、2018年の全日本卓球選手権大会ジュニアの部でシード選手を次々倒し、1回戦から勝ち上がって優勝しました。

関連:出澤杏佳選手―フォア表バック粒両面異質型

また、特に一枚ラバー(OX)を使用している場合、相手ボールに対してラケットの角度を合わせるのがスポンジのあるラバー、ましてや裏ソフトラバーに比べてシビアです。

関連:粒高ラバーのスポンジあり(ソフト)となし(OX)は何が違う?カールP3Vで徹底比較

ラケットを振る方向だけでなく、ラケットの角度を合わせるには手先の器用さが必要になってきます。

特に、ラケットを反転させる動作も入ってくるペン粒選手は、シェークバック粒選手よりも器用さが必要になります。

ラケットを反転させ、「今、どちらの面で打っているか」を判断し、打ち分ける器用さがいります。

頭の回転の速い人

粒高ラバーを扱うには、上で述べたような器用さが必要になります。

身につけた粒高の技術を試合で活かすためには、戦況を見極め、相手のスキを突いたコース取りができる頭の回転の速さが求められます。

  • スマッシュで相手を台から離したところに、ネット際にポトンと落とす
  • 逆モーションで相手がいないコースへ打つ

粒高ラバーの良いところ(変化と緩急のフリの大きさ)を活かしたコース取りができるようになれば、最高です!

つぶまる

パワーとスピードで勝負するのではなく、変化と緩急、コース取りで勝負するのが異質攻守型。

粒高の選手はほとんど動いていないのに、相手選手ばかりが前後左右に揺さぶられる

そんな試合を見たことがある人は多いのではないでしょうか?

左右に揺さぶられて、相手は必死に返すも、返した先は台の真ん中の打ちやすいところ。

上手い粒高使いの選手は返球されたときのコースまで考えて、コースと回転を瞬時に判断して打ち込んできます。

相手だけを振り回すコースと回転の変化をつけ、自分はほとんど動かないですむどころか、チャンスボールになるようなコースと回転を瞬時に選択して打っています。

人と違ったことをやるのが好きな人

異質型はドライブ型といった王道のプレースタイルではありません。

卓球を知らない人から見たら、

なにあの人の卓球?キショイんだけど!

と言われてもおかしくありません。

水谷隼選手や石川佳純選手のようなラリー主体の王道の戦型に憧れていた人なら、顧問の先生に、

卓球部顧問

お前、粒高な

と言われたら、きっと戸惑うに違いありません。

でもね、王道のスタイルで戦えるのは、体格と運動神経に恵まれた人なんです。

体格に恵まれないチビが勝つためには、人とは違うことをしなければならない!

つぶまる

チビが人と同じことをしていては勝てないですし、勝つためには人と違ったことをしなければなりません。

体格の良さが物を言うスポーツが多い中、卓球は用具とプレースタイルの工夫次第で体格に恵まれていなくても勝てるスポーツです。

人と違ったことをするので、指導できるコーチも少なく、自分の頭で考えなければならないことも多くあります。なにしろ、指導者は王道のドライブ主戦型が多いため、異質ラバーに詳しい人は少ないからです。

人と違うことを研究し、試行錯誤することが大好きな人は、粒高ラバーは向いていると思っています。

他にもいろいろある粒高ラバーを貼ったきっかけ

部活動の顧問の先生に言われて、粒高ラバーとはよくわからないまま貼ったというパターンが、おそらく一番多いのではないでしょうか。

卓球をよく知る顧問の先生が生徒の体格、運動神経、器用さ、……、など、いろいろな要素を見て、

卓球部顧問

この子は粒高ラバーが向いていそうだ

と、判断されての粒高ラバーなら、あまり問題はないでしょう。

中には、

レシーブが苦手だから粒高

という判断をされることもあるかもしれません。完全否定はしませんが、粒高ラバーを貼ることでその選手のレシーブにバリエーションが生まれるのであれば、こういうのもありなのかな?と思っています。

つぶまる

ちなみに私は誰かに進められたわけではなく、人と違ったことをしたくて、興味本位で粒高ラバーを貼ってみたのが始まり。そしたら、見事にハマったという感じです。

出澤杏佳選手の場合

出澤杏佳選手が今のような異質型のプレースタイルになったのは、小学校低学年で卓球を初めて確か3ヶ月?半年?ぐらい(うろ覚えですいません)のとき。

出澤選手が所属していたクラブのコーチがなにかのインタビューで、

打つ時脚が伸びてしまっているから、この子はドライブが打てないだろうなと思って異質にした。

といったことを答えていました。

つぶまる

「脚が伸びている」という答えには、「なるほど、そういう観点もあったのか」と目からウロコでした。

出澤選手にとって、その時はラリーがようやく続くようになった段階でのラバー変更で、ラリーが続かなくなってしまって大泣きだったそうですが……。

今となっては結果オーライということで。

出澤杏佳選手について、詳しくはこちら

粒高ラバーにしたほうがいい人

粒高ラバーが向いている人というか、粒高ラバーにしたほうがいい人というか、粒高使いがなぜ粒高なのかをまとめると、だいたいこんな感じ。

  • 器用な人
  • 頭の回転が速い人
  • 人と違ったことをするのが好きな人

が、

  • 体格に恵まれていなくてパワー負けする
  • レシーブが苦手
  • ドライブが苦手

という弱点を克服するというよりも、補うというよりも、

それらの弱点を意識せず、むしろ強みにできるプレースタイルとして粒高使い

に行き着いた。

といった感じではないでしょうか。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 僕も一時期ペン粒プレーでした
    高校一年生の頃に顧問から持たされたのがきっかけです
    理由は至極明確単純に細身でチビで非力だからです(男なのに・・・)
    成果は全国出場です
    当然相手は男性なので皆ドライブばっかり打ってきます
    最初は粒高の球質に慣れていなくても後半戦になればなるほど結局慣れられて負けてしまいます
    そのため高校2年生の時点で単純に受けきれないと思って普段の練習とは別にサーブ練習でこっそりスマッシュの練習をしまくってました
    やりかたは簡単で一人でピン球を高くバウンドさせて強く打つだけ
    皆サーブ練習している横で一人スマッシュ練習しているという
    そのスマッシュとプッシュとブロックを活かすため相手をブロックでフォアサイドギリギリに振らさせる当然打ちにくくなりプッシュが出来るそこからフォアハンドでスマッシュ連打、体がしんどくなったら軽打で連打しまくる
    そんなことを繰り返したら気が付いたら全国行ってました
    周りからは「お前はブロックだけは全国クラス」とか「技術力だけは部内でトップ」とか「お前の卓球は変則的」とか「ドライブ覚えたら鬼に金棒」とか部内で一番ネタに尽きない選手でした

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