卓球の変化とは?粒高ラバーや変化系表ソフトラバーの変化の意味

オリンピックや世界大会等の卓球の試合で、解説者が

この選手はバックに異質ラバーを貼っているので、ボールが変化するんですよ。その変化に、相手は対応できていませんね。

なんていっているのを聞いたことはありませんか。

福原愛選手や伊藤美誠選手は、バックに表ソフトラバーという異質ラバーを貼っているので、ボールが変化します。

異質ラバーとは

卓球のラバーには種類があります。

  • 一般的にイメージされる表面が平滑で引っかかりのあるラバーは裏ソフトラバー
  • 表面が凸凹したラバーが異質ラバー
    • 表ソフトラバー
    • 粒高ラバー
  • 表面が平坦で引っかかりのないアンチラバーも異質ラバー

なんとなく「変化」という言葉を使っているけど、「ボールが変化する」って、どういうことなんだろう?

と疑問に思う人は多いハズ……。

そんな私もなんとなく使っていることが多いのですが、「ボールが変化する」とはどういう現象を指すのでしょうか?

私が考える「ボールが変化する」とは以下の2つ。

  1. スピンが反転する(回転をそのまま返す)
  2. ボールが揺れる(回転を殺してナックルボールになる)

だと考えています。

そして、一般的に「変化が大きい」という場合、1の変化度合いが大きいことを指します。

カットマンの人は1の変化を、バック粒の前陣異質攻守型は2を重視して、粒高ラバーを選ぶ傾向にあります。

つぶまる

どちらの変化を選ぶかは、好みの問題。

目次

スピンが反転する(回転をそのまま返す)

裏ソフトラバーでの返球した場合と、変化の大きい粒高ラバーで返球した場合では、回転の向きと量が変わってきます。

それぞれのラバーでの一般的な返球の仕方では、

裏ソフトラバー
異質ラバー
  • 上回転→上回転
  • 下回転→下回転
  • 回転を掛けられる
  • 上回転→下回転
  • 下回転→上回転
  • 回転を掛けられない

となります。

なぜ回転の向きと量が変わるの?

スピンが反転しない裏ソフトラバー:上回転→上回転

一般的な裏ソフトラバーでの返球は

  • 上回転は上回転に
  • 下回転は下回転に

なるように、無意識のうちに実は回転を掛け直しています。

裏ソフトラバーの場合、ボールがラバーシートに当たった瞬間、ゴムに引きつれをおこします。

引きつれたゴム分子が元に戻るとき、ボールに対して回転の向きを逆向きにしています。

ボール側視点から見ると、

卓球ボール

わ、なんか回転の向きが変えられたんだけど

になりますが、卓球をしている人の視点に立てば、

上回転はそのまま上回転、下回転はそのまま下回転

になって返ってきます。

スピンが反転する異質ラバー:上回転→下回転

裏ソフトラバーの返球に対して、異質ラバーで返球した場合は、

  • 上回転は下回転に
  • 下回転は上回転に

なって返ってきます。

  • 粒高ラバーの場合はボールが当たった瞬間、粒が倒れ、ボールが滑ります
  • アンチラバーはそもそも引っかからないので、ボールが滑ります

ボールが滑るので、そもそも自ら回転をかけることはできません。

この現象をボール側から見ると

卓球ボール

打たれたけど、いつもと違って回転の向きを変えられてないぞ?

になりますが、卓球をしている人の視点に立てば、

ひ~、スピンが反転して上回転が下回転になって返ってくる~!

になります。

粒の形状によって滑り具合が変わってくるので、ラバーにより変化の大きさが変わります。

粒の形が細くて長いほうが粒が倒れやすく、つまりは滑りやすくなるため変化の大きいボールが返球されます。

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ボールが揺れる(ナックルボールになる)

粒をしっかり倒す打ち方をすると、回転をそのまま返す(相手から見ると反転して返す)ボールになりますが、粒を押しつぶすような打ち方をすると無回転のナックルボールになります。

押しつぶすような打ち方をすると、粒の倒れる方向が揃わないため、回転が殺されるからです。

ナックルボールになると、ボールの後ろにカルマン渦という不規則な渦が発生するため、予測不可能な揺れ方をします。

カルマン渦

流れの中に障害物、あるいは流体の中で固体が動くと、その後方には交互に渦の列ができます

川のような流れのあるところに、杭が立っていると、その杭の後ろに不規則な渦ができているのを見たことがある人はいるのではないでしょうか。

後方にできた渦の影響をを受ける形で、無回転のボールは揺れます。

野球の落ちるナックルボール、サッカーの揺れる無回転シュートが特に有名です。

卓球のボールは軽いので、渦の影響を受けやすく、揺れているのがよく見えます。

つぶまる

気のせいだという人もいますが、よく見ると物理的にやはり微妙に揺れているのがわかります。

ボールが揺れていると、相手は一瞬驚くし、戸惑うよね。

卓球はその一瞬が命取り。

その一瞬の戸惑いが、ミスに繋がります。

しかも順回転、反回転でもない無回転ボールは、ただでさえ返球しにくい嫌なボール。そこに判断の遅れが少しでも加わると、さらに返球しづらい嫌なボールになります。

げっ、ナックルじゃん!このタイミングで対ナックルの打ち方に変更するの無理なんだけど……

ナックルは、相手のミスを誘える球質です。

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まとめ

ボールが変化するとは、

  1. ボールが異質のラバー表面を滑ることにより回転の向きが変わらないため、相手からは反転して返ってくるように見える
  2. ボールの回転が殺されて無回転ボールになっているため、発生したカルマン渦によってボールが揺れる

ことです。

1と2では、打ち方が異なります。

1は粒が倒れるような打ち方をし、2は粒を押しつぶすような打ち方をします。

異質ラバー使いはこれらを打ち分けられるように、相手は見分けられるように練習しましょう。

  • 中級者以上になると、裏ソフトラバーでも回転をそのまま返したり、回転を殺したりします
  • 中級者以上になると、異質ラバーでも回転を掛け直して返します
つぶまる

いずれにせよ、1球1球、ボールの回転(方向・量)を見極めて返球することが大切です。

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