
粒高ラバーって種類が多すぎて、どれを選べば良いのかわからない。
そう思う人は多いでしょう。
戦型だけでなく、ラケットとの相性もありますし、私もどれが良いのかいつも悩みます。だからこそ、いろいろな粒高ラバーを試しています。
粒高ラバーを選ぶときは、以下の項目に注目します。
特に重要なのはスポンジの有無と粒の形状です
- スポンジの有無と厚さ
- 粒の形状
- 粒の硬さ
- 粒の間隔
- 網目があるかないか
- 縦目か横目か
同じ異質型でも個々人でスタイルは微妙に違いますし、卓球の技術レベルも違います。
本記事では、各ポイントの特性を解説します。自分の目指すプレースタイルと照らし合わせ、理想に近い粒高ラバーを探す参考にしてください。
粒高ラバーを選ぶときのポイント


一口に粒高ラバーと言っても、さまざまなタイプがあり、裏ソフトラバーとはまた違った選ぶときのポイントがあります。
スポンジの有無と厚さ
スポンジのあるソフトと、スポンジのない1枚ラバーのOXに分かれます。
スポンジの有無による違いは、こちらで詳しく解説しています。


スポンジあり
向いている選手:ペン粒選手およびカットマン
- 特徴
-
- 表ソフトラバーに近い感覚で打ちやすい
- コントロール性能に優れる
- 攻撃がしやすい
- 変化は小さめ
スポンジの厚みが増すほど表ソフト的な性質が強まります。
スポンジありでも極薄または薄で、中以上を使っている選手は少数です。というか、見たことがありません。
スポンジがあるぶんだけ粒が倒れにくくなるため、自分から粒を倒しにいかなければなりませんが、変化をコントロールしやすいとも言えます。
- 使用例
-
中国の何卓佳選手はスポンジのある粒高を使用して、まるで表ソフトラバーを思わせるような使い方をしています。
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- 倪夏蓮選手(ルクセンブルク):世界最強ペン粒おばあちゃん
- 小塩遥菜選手:カットマン
スポンジなし
向いている戦型:シェーク前陣異質攻守型
シェーク前陣異質攻守型の場合は、スポンジのないOXを選ぶことが比較的多いです。
- 特徴
-
変化が大きい
- 相手の球威や回転を殺しやすい
- 緩急差を付けやすい
- 技術が必要
- 使用例
-
変化の緩急で相手のミスを誘い、攻撃のチャンスを生み出します。
粒の形状


表ソフトラバーの粒は円柱形、台形、粒の根本が台形などバラエティーの富みますが、粒高ラバーの場合は円柱が一般的です。
| 粒の特徴 | 性質 | 向いている戦型 |
|---|---|---|
| 太く短い | 表に近い感覚、打ちやすい、変化小、ナックル出しやすい | 異質攻守型 |
| 細く長い | 変化大、コントロール難、相手の回転を利用しやすい | カットマン |


粒の硬さ
| 硬い粒 | 柔らかい粒 |
|---|---|
| 粒が倒れにくい | 粒が倒れやすい |
| 強いボールに対し変化大 | 弱いボールに対し変化大 |
| 弾きやすい | 弾きにくい |
| ナックルけ―プッシュ向き | カット向き |
- 使用例
-
- 柔らかい粒: 小塩遥菜選手(カットマン)- CURL P1V使用

ポチップ
- 硬い粒:出澤杏佳選手(異質攻守型)- CURL P5V使用
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ポチップ
硬いと粒が倒れにくいため変化は小さいですが、弾道の低いナックル系プッシュが打ちやすくなります。
台に張り付いてプレーする前陣異質攻守型は、硬い粒を選ぶ傾向があります。粒を倒しての変化の大きい打法ができるだけでなく、表のように弾いて(そこそこ)スピードのあるナックル系の返球が可能だからです。
異質攻守型の出澤杏佳選手は、硬い粒のカールP5Vを使用しています。


どんな相手に対しても、とにかく粒を倒して変化を出していくのであれば、柔らかい粒でも問題ありません。
前陣異質攻守型は硬い粒を好む傾向があります。粒の倒れ具合を自分で調整でき、攻撃的な返球がしやすいためです。
網目があるかないか
表ソフトラバーは粒の表面に網目のような凸凹があるのが一般的ですが、粒高ラバーの場合はあるものもあればないものもあります。
粒表面に網目があるとボールが引っかかり、粒を倒しやすく、ボールを掴みやすくなります。
- 網目あり:VICTASカールシリーズ、Dr. Neubauerデスペラード
- 網目なし:Butterflyフェイント、ヤサカPhantom
縦目か横目か
表ソフトラバーの場合、一般的に縦目はスピード系、横目は回転系といわれます。
粒が密に並んだ方向に球が転がれば粒は倒れにくくナックルが出やすくなり、粒の粗い方向には粒が倒れやすく変化の大きい返球になるとされているからです。
粒高は表ソフトに比べ、横目か縦目かをそれほど気にすることはありません。なぜなら、粒高ラバーはほとんど横目だからです。
- 横目:打球が安定。初心者にオススメ
- 縦目:粒高ラバーとしてはStigaのバーティカルのみ
興味本位でバーティカルを使ってみたことはありますが、シェーク前陣異質攻守型にとって縦目はボールが安定しませんでした。ただし、相手にとってはかなり打ちづらいボールになっていたようです。
ラケットの向きによるのかもしれませんが、縦目はカットマンにとって、「安定して打てる」という評価が多いです。
粒の間隔
粒の間隔が広いほど、粒が引っかかりやすく、ボールを掴む感覚があり、打ちやすくなります。
際どいコースを狙うのが大好きな人は、粒間隔が広めのものを選ぶといいかもしれません。
まとめ:自分に合う粒高ラバーの見つけ方
粒高ラバー選びは実際に使ってみなければわからない部分が大きいのが実情です。
ラバーが変われば、それに合わせてプレースタイルも微妙に変化します。
公認審判員として多くの選手のラケットを見る機会がありますが、ドライブ主戦型の選手のラバーはディグニスやテナジーに集中する一方、異質型選手のラバーは裏ソフト、異質に関わらず非常にバラエティー豊かです。
これは異質選手が、それぞれの個性に合ったラバーを選んでいることの現れでしょう。
異質ラバー使いはラバーに対するこだわりがある人が多く、上記の指標以外のこだわりポイントで選んでいる人もいるでしょう。

















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