卓球のルールを学ぶだけではなく、どのような行為が反則や違反になってしまうのかを知れば、より卓球ルールの知識が深まります。
ルールなんて、先輩からちゃんと教わったから大丈夫だよ。
なんて思っていても、意外と知られていないルールやマナーが存在します。知らなかったでは済まされません。
「知らなかった」からとはいえ、相手にポイントなんて与えたくないよね。
スポーツマンシップに則ったマナーを守らなかったことで、相手にポイントを与えてしまったり、試合進行に影響を及ぼしたりすることだってあります。
反則は、大きく分けて3つあります。
- ラリー中に発生するルール違反
- 卓球用具に関するルール違反
- スポーツマンシップに反するようなマナー違反
卓球を楽しくやるためには、卓球の正しいルールやマナーを知り、違反や反則をしないことが大切です。
本記事では、ついやってしまいがちなルール違反や反則を紹介し、日頃からの心がけを紹介します。
正しいルールやマナーを知り、楽しく卓球をプレーしたい方は、ぜひ読んでください。
ラリー中に発生するルール違反
卓球の試合中に発生したルール違反や反則は、審判や相手から指摘されることがほとんどですが、自分で気がついた時は申告することも大切です。
自らの違反を申告することは、相手にポイントを与えることになってしまうため、申告することは躊躇しがちですが、公平性の観点から相手に対してプレッシャーを与える心理的利点があります。
違反内容によっては、審判員からも相手からも見えづらくてわかりにくいときがあります。申告してくれるのは嬉しいですね。
ラリー中に発生するルール違反としては、以下のようなものがあります。他にも細かいルールがあります。
- ツーバウンドして打ってしまった
- ボールが体や服に当たった
- 卓球台やネットを動かしてしまった
- ダブルスの打つ順番を間違えた
ツーバウンドして打ってしまったり、ボールが体や服に当たってしまったりは、ついうっかりやってしまいがちなというか、状況的にそうなってしまうときがある違反。
大会の時は、卓球台が動いたりしないように固定しています。しかし軽い卓球台を使用している場合、ネット際に落ちたボールを打とうとして前のめりになったとき、卓球台が動いてしまうことがあります。
小さな地方大会では見逃すことのほうが多いけれど、卓球台を動かしてしまったら相手のポイントになってしまうから、気をつけてね。
ネット際に落ちたボールを打とうとして、卓球台の上に手をついてしまうのも違反です。気をつけましょう。
違反を防ぐためには、まず正しいルールを知らなければなりません。
卓球用具に関するルール違反
小さな地方大会では、多少のことなら大目に見てもらえるのが用具違反です。
しかし大きな大会において、用具違反は試合をさせてもらえない失格の事態になりますので、出場する際は違反をしていないかどうか、必ず用具の点検を行ってください。
- ラバーの貼り方が下手くそで、表面が凸凹している
- ラバーが端から2mm以上欠けている
- ラケットが割れている
- ラバーやラケットにJTTAAの公認マークがない
- 有機溶剤を使用している
卓球用品店でラバーを貼ってもらったはずなのに、たまたま店番をしていた人が下手くそで、表面がボコボコになってしまっているラケットを見たことがあります。
新品のラバーを貼っていても、試合前の練習中にラバーが欠けてしまうことはよくあります。
そんなときに備えて、スペアを用意しておくと良いです。
割れたラケットを使用するような選手はいないと思いたいところですが、中高生の大会で親に新しいラケットを買ってもらえず、割れたラケットを誤魔化しながら使用している子がたまにいます。
割れたラケットは流石に可哀想なので、新しいのを買ってあげてください。
有機溶剤を使用している接着剤やグルーが禁止になってから久しいですので、今だに有機溶剤を使用している人はいないと思いたいところです。
スポーツマンシップに反するようなマナー違反
スポーツマンシップに反するようなマナー違反は一般にバッドマナーと言われ、イエローカードやレッドカードを受けることになります。
- ラケットを放り投げる
- 相手選手、審判員、観客などを馬鹿にしたり罵倒したりする
- 試合後に審判員に抗議や文句を言う
スウェーデンのモーレゴード選手が試合中にラケットを放り投げて、物議を醸しました。世界のトップ選手でも、感情が高ぶってしまって、うっかりバッドマナーを行ってしまうことがあります。
周囲の人を罵倒することは、雰囲気を悪くする行為。そんな状況では、気持ちよく卓球なんてできません。お互いに気分良くプレーしたいものです。
試合後に審判員に抗議するのもマナー違反。抗議や文句は試合中に言いましょう。後から文句を言ってはいけません。審判判断の誤りは、その場で言って訂正をお願いしてください。
どのような行為がバッドマナーなのか、下記で詳しく説明しています。
反則をしないために心がけること
卓球は、相手あってのスポーツです。
常に相手選手や審判員に敬意を払い、その場にいる人全員が卓球を楽しめるように心がけた行動を意識しましょう。
正しいルールを知り、ルールを守ったプレーをする
ツーバウンドでボールを打ってしまったり、ボールが服に当たってしまうことはよくあることで、これらは避けられないことです。
しかし、
- ルールに則った正しいサービスを出すこと
- 用具のメンテナンスを怠らないこと
- 周囲の人とコミュニケーションを取り、不快を与えない常識的な行動を取ること
に関しては、普段の心がけ次第で避けられるものです。例えば、
- 普段から正しいサービスが出せるように練習をしていれば、本番で違反サーブの失敗をする確率は低くなります
- 大会が近づいたら必ずラケットをチェックし、ラバーが欠けていれば貼り替えます
- 相手に敬意を払い、挨拶を常日頃からしていれば、試合でも自然とできるようになります
たったこれだけのことです。
ルールを勉強して、規定に合った卓球ができるように練習し、時々用具をチェックし、常識をわきまえた行動すれば良いだけです。
難しく考える必要はないんだね。
コメント
コメント一覧 (2件)
質問です。
合計得点が6の倍数の時にタオルを使用する際、水分補給をするのは違反ではありませんか?
合計得点が6の倍数のたびにタオルを使用するのは違反ありませんか?
また合計得点が6の倍数ではない時に相手選手がタオルを使用した場合の対応はどうしたらいいのですか?
水分補給は違反です。水分補給はゲーム間の1分間に行ってください。
6の倍数ごとにタイルを使用するのは違反ではありません
6の倍数でないときにタオルを使用した場合、初回は注意で2回目以降はイエローカードになります。