
私のラケットは大会で使えるのかな?
卓球大会でラケットのルール違反により失格になるケースが稀にあります。特に以下の点に注意してください。
特に以下の点に注意してください。
- J.T.T.A.A.公認マークがない
- 外国製ラケットで審判長の許可を得ていない
- グリップ加工でマークを削ってしまった
こんな状態のラケットでは、試合する前に失格になってしまいます。
本記事では、ラケット本体のルールを徹底解説します。大会前のチェックポイントから失格になるケースまで網羅しています。
なお、ラバーに関するルールはこちらで解説しています。


卓球ラケットのルール【3つのポイント】


卓球大会で使用できるラケットには、以下の3つの条件があります。
1. J.T.T.A.A.公認マークがあること
使用するラケットには、日本卓球協会の公認を受けたことを示す日本卓球協会公認(J.T.T.A.A.:Japan Table Tennis Association Approved)の刻印があるものでなければなりません。
ラケット本体のグリップ部分のどこかに刻印があります。
マッチ開始前の審判員によるラケットチェックでは、この刻印を必ずチェックします。
外国製ラケットでマークがない場合は、試合前に審判長の許可を得れば使用できます。
2. ラバーが規定通りに貼られていること
ラバーの厚さは4.0mm以下(接着剤を含む)で、はみ出しや欠損は2mm未満に抑える必要があります。大会によっては独自ルールが設けられ、5mmぐらいまで認められることがあります。
また、ラバーは平坦に貼られていることが条件です。ラケット本体に凸凹があったり、ラバーを貼る際に、接着剤にムラがあったり、気泡があったりすると、凸凹になります。
ラバーが剥がれかけている、大きく欠けている状態も同様に、失格になります。
3. 両面が異なる色で無光沢であること
ラケットの片面は黒、もう片面は明るい色(赤・青・緑など)である必要があります。
表面は無光沢でなければならず、ラバーが劣化して光沢のある状態になっていたりすることもあるので、注意してください。
透けて木目が見えるラバーもルール違反です。粒高一枚ラバー(OX)の赤を使用している場合、商品によっては透けるものがあります(例:Dr.Neubauerの一枚ラバー)。
この3点を満たしていれば、基本的に大会で使用できます。
ラケット本体のルール


J.T.T.A.A.公認マークは必須
使用するラケットには、日本卓球協会公認(J.T.T.A.A.)の刻印が必要です。
マッチ開始前の審判員によるラケットチェックでは、この刻印を必ずチェックします。
グリップを削って自分の手に合わせる場合、J.T.T.A.A.の刻印だけは絶対に削らないでください。グリップにテープを巻く場合も同様です。J.T.T.A.A.の刻印を隠してしまわないように、テープを巻いて下さい。
J.T.T.A.A.のマークがあっても使用できないケース
厳密には、J.T.T.A.A.マークがあるからといって、必ずしも使用できるとは限りません。
使用できるかどうかは、日本卓球協会のJTTA 公認ラケット・登録刻印リストで確認できます。
昔は公認されていたけれど、現在は公認を取り下げられてしまっているために、J.T.T.A.A.の刻印があるにも関わらず、使用できないということがあります。
昔やっていた人が久しぶりに卓球をやるために、古いラケットを使用する時は確認してください。
J.T.T.A.A.の刻印がない外国製ラケットを使用する場合
JTTAが未公認の外国製ラケット本体を大会で使用する場合は、競技開始前に審判長の許可を得なければならない。
日本卓球ルール
試合前に審判長の許可を得れば使用できます。外国製ラケットで許可が下りなかった事例は、ほとんど聞いたことがありません。
大会によっては「外国製ラケット使用許可願い」が配布されるので、申込書とともに提出してください。
ラケットの大きさ、形状、重量は自由
ラケットの大きさ、形状、重量は任意とする。ただし、ラケット本体(ブレード)は平坦で、硬くなければならない。
日本卓球ルール
ラケットの大きさや形状に規定はありません。日本卓球協会の公認さえ受けられれば、ミニラケットでも特大ラケットでも使用できます。
ただし、ブレード面は平坦で硬いことが条件です。ブレード面がボコボコしていたり、ウレタンのような柔らかいものは使用できません。
ゆえにこんなラケットでも、日本卓球協会に申請して承認を受けさえすれば、試合に出場できます。
六角形ラケットも使用可能
2021年の世界卓球では、スウェーデンのモーレゴード選手が六角形のラケットを使用して準優勝しました。
モーレゴード選手が使用した六角形ラケットは、今までのラケットの常識(丸形)を覆すものであり、世界の卓球界に衝撃を与えました。
優勝した樊振東選手よりも、モーレゴード選手が使用したこの特徴的な六角形ラケットに注目が集まりました。
ラケットの形状に規定はないため、六角形でも問題ありません。最近は六角形ラケットを使う選手も徐々に増えていますし、ラインナップも増えています。
材質の規定
ラケット本体の厚さの少なくとも85%は、天然の木でなければならない。ラケット本体内の接着層は、炭素繊維、ガラス繊維、あるいは圧縮紙のような繊維材料によって補強することができる。ただしその接着層の1つの厚さは、全体の厚さの7.5%または0.35mm(いずれか小さい方)以下でなければならない。
日本卓球ルール 2025
ラケット本体の厚さに上限はありませんが、少なくとも85%は天然木である必要があり、残りの15%は特殊素材(カーボン、ガラス繊維、アラミド繊維など)を使用できます。
特殊素材1層の厚さは、全体の厚さの7.5%または0.35mm(いずれか小さい方)が上限です。
特殊素材の使い方一つでボールの飛び方が大きく変わるので、この規定の範囲内で各卓球用品メーカーは日夜研究をしています。



厚すぎると重くて振れなくなるし、軽いと威力負けするんだよね。
大会前チェックリスト


大会に出場する前に、以下の項目を必ず確認してください。
大会前チェックリスト
- J.T.T.A.A.マークがあるか(グリップ部分を確認)
- マークが読み取れる状態か(摩耗していないか)
- 外国製ラケットの場合、許可申請書を提出したか
- ブレード面に破損や変形がないか
- 予備ラケットを用意したか
- グリップ加工やテープでマークを隠していないか
特に注意すべきポイント
グリップを加工する場合は、J.T.T.A.A.の刻印を削らないように注意してください。テープを巻く場合も刻印を隠さないようにしましょう。
予備ラケットがあれば安心
試合中にラケットが破損した場合、すぐに予備ラケットを用意できなければ失格になります。
競技領域内に予備ラケットを持ち込んでおくか、すぐに渡せる場所に用意しておきましょう。


こんな場合は失格・警告
ラケットのルール違反は、審判長の判断で失格または警告の対象となります。
失格になるケース
- J.T.T.A.A.マークがない
-
審判長の許可なしでは使用できません。外国製ラケットを使う場合は、必ず事前に許可を得てください。
- 試合中のラケット交換
-
破損以外の理由では認められません。「打ちにくいから」「別のラケットを使いたい」という理由での交換は違反です。
- スペアラケットを用意できない
-
試合中にラケットが破損した際、すぐに代替ラケットを用意できない場合は失格になります。
よくある質問(FAQ)
- 100円ショップのラケットは使える?
-
使えません。
J.T.T.A.A.公認マークがないため、公式大会では使用できません。レジャー用のラケットとしては問題ありませんが、大会出場を考えているなら、公認ラケットを購入しましょう。

つぶまる

そもそもそんなラケットでは、まともな練習すらできません。
- 昔のラケットは使える?
-
J.T.T.A.A.マークが確認でき、現在も日本卓球協会から公認されているメーカーのものであれば使用できます。
長年の使用でマークが摩耗して読めない場合、審判長の判断で使用不可となることがあります。
- グリップを削っても大丈夫?
-
J.T.T.A.A.マークを削らなければ大丈夫です。
グリップの形状を自分の手に合わせて加工することは認められています。
ただし、マークを削ってしまうと使用できなくなるので、加工時は十分注意してください。テープを巻く場合も、マークを隠さないようにしてください。
- 予備ラケットは必要?
-
必須ではありませんが、万が一のためにあったほうがいいです。
試合中にラケットが破損した際、すぐに予備ラケットを用意できなければ失格になります。
あらかじめ競技領域内に持ち込んでおくか、ベンチにいるチームメイトがすぐ渡せる状態にしておきましょう。
- 外国製ラケットは使えるの?
-
J.T.T.A.A.の刻印がない外国製のラケットでも、審判長の許可を得れば使用できます。
ただし、試合前に「外国製ラケット使用許可願い」を提出してください。大会によっては事前に申込書と一緒に提出を求められることがあります。
許可が下りなかった事例はほとんどありませんが、必ず事前に手続きを済ませておきましょう。
日本卓球協会の公認を受けていなくても、国際卓球連盟(ITTF)の公認を受けていれば、使用が認められることが多いです。

つぶまる

「◯◯選手は外国製ラケット使用許可の届け出され、使用許可しました」と言う情報は、大会審判長から審判員へ情報共有されます。
まとめ:大会で安心して使うために
卓球大会でラケットのルール違反を避けるために、J.T.T.A.A.公認マークがあるかを必ず確認しておきましょう。
グリップ部分に刻印があります。外国製ラケットは審判長の許可が必要です。
大会前日には必ずラケットとラバーが規定通りになっているかをチェックし、不安な点があれば予備ラケットを用意したり、ラバーを貼り替えたりして、整えておきましょう。
ラケットに関するルールに則ったラケットを用意し、安心して大会に臨みましょう。




















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