卓球のラバーに寿命があることは、卓球をやっている人なら誰でも知っていることです。ラバーは頻繁に貼り替える必要のある消耗品です。
ラケットにも寿命ってあるの?
ラケットに関しては、はっきりとしたことは言えないんだけど、各人それぞれのラケット寿命があるよ。
一般的なラケット買い替えの目安は以下の3つ。
- 破損
- 湿気
- 技術レベルに合わなくなった
です。
技術レベルに合わなくなった場合の買い替えは嬉しい買い替えです。
破損や湿気でラケットがダメになっての買い替えは、使い方や管理の工夫である程度防げます。
本記事では、破損を防いでラケット寿命を伸ばすコツを紹介します。
こまめに丁寧な手入れと管理をしていても、ラケットは使用するうちに劣化します。
しかしラケットを交換する時期は人それぞれ。
- 毎年買い替える選手
- 何十年と同じラケットを使い続けているマスターズの選手
すぐに買い替える人も、長く使い続ける人も、それぞれの考え方があり、それぞれのタイミングで交換しています。
卓球メーカーバタフライの見解
ラケットにははっきりとした寿命はありません。長年同じラケットを継続して使用する選手もいます。ただし、使用していくうちに、台にぶつけて形状が変わったり、グリップ部分が擦れてきたりすることで、新品の時の性能、見た目、質感などが変化してくる可能性があります。丁寧に使用することで長い間使用することも可能です。気に入ったラケットは大切にご使用ください。
バタフライ公式サイトより
ラケットの交換時の目安3つのパターン
ラケットを買い換えなければならない時のパターンは、
- 破損
- 湿気
- 技術レベルに合わない
の3つです。
破損と湿気に対しては対策が可能で、ある程度なら予防できます。
ラケットの破損
一番多い理由としてありそうで、実はそれほど多くない理由が「ラケットの破損」。
台にぶつけたり、ラケットを飛ばしたり、落としてしまったり……。
ほぼ新品のラケットを台にぶつけて大きく割れてしまったときは、泣くしかない
特にツッツキを打ったりしていると、ついつい台にぶつけてしまい、角が取れて丸くボロボロになっていきます。
サイドテープを貼ると、ラケットがちょっと重くなってしまう欠点がありますが、慣れです。
時々見かける激しい破損
- ボールだけでなくラケットも一緒に天高く飛ばしてしまい、ラケットが見事に真っ二つ
- ラケットを床に置いておいたら、踏んづけられて割れた
グリップの材質によっては、汗で滑りやすくなるものもあるから注意が必要です。
グリップテープを巻くと、滑りにくくなり、すっぽ抜け予防になります。ただし、グリップが太くなってしまう欠点があります。
私は中学時代に使用していたラケットが滑りやすい材質だったので、グリップテープを巻いていました。滑りにくくなって良いですよ。
床に置いておいたら踏まれて割れたは自業自得。踏まれない場所に置くように。
サイドテープが意味をなさなくくらい、激しくぶつけてしまうとは……。
割れたラケットを接着剤でくっつけて使い続ける人も中にはいますが、
割れたら素直に買い替えてください
中学最後の大会で、接着剤でくっつけて直した割れたラケットで出場した女の子。グラグラしたラケットでは安定したボールを全然打てなくて、見ていてかわいそうでした。
湿気でラケットが傷んだ
湿気も大きなくくりでは破損に含まれるかもしれません。
しかし対策方法が破損とは違うので、ここではあえて別項目としました。
ラケットが湿気を吸ってしまうと、弾みが落ちます。ひどい場合は、カビが生えたり、ラケットが変形したりすることもあります。
乾燥する季節なら問題ありませんが、湿気の多くなる梅雨の時期などは、ラケットケースに乾燥剤を入れておくと良いでしょう。
引き出し用の薄型の物が使いやすくておすすめ。
雨の多い季節は、湿気を吸ってすぐにパンパンになってしまうので、時々チェックして交換するのを忘れずに。
技術レベルに合わなくなった
ラケットを買い替える一番多い理由が、
自分の技術レベルに今のラケットが合っていないような気がするから交換
というものです。
伸び盛りの中高生選手なら嬉しい交換であり、体力が衰えてくるシルバー選手には悲しい交換かもしれません。
さまざまなラケットが各卓球メーカーから販売されていますので、その中から自分の戦型やレベルに合わせたラケットを選びます。
技術レベルの変化は、ラバーである程度カバーできます。ラバーの変更だけではカバーしきれないと感じたら、ラケットを違うものに買い替えましょう。
戦型を変えたときも、もちろんラケットを変更することになります。
自分の技術レベルや戦型に合わないラケットを使用し続けても、上達しません。
ラケットを長く使うか、すぐ買い替えるのか
トップ選手の中でも、
- ラケットを毎年買い替える人
- 何年も同じラケットを使い続ける人
に分かれます。
ラケット本体の性能もできるだけベストな状態に保ちたい選手は、頻繁に買い換えます。
使い込んだラケットは性能の変化を殆ど感じなくなっているので、安定した状態になっています。
ヨーロッパの選手はラケットにも性能を求めるためラケットを頻繁に変え、安定を求める中国選手はあまり変えない印象があります。
何十年と一つのラケットを使い込んでいるマスターズの選手は珍しくないよ
まとめ
一般的にラケットを買い替えるときは、
- 破損したり湿気で傷んだとき
- 技術レベルに合わなくなったとき
です。
破損や湿気に関しては、対策を施すことである程度防ぐことはできます。
ラケットが自分の技術レベルに合わないときは、いろいろと試行錯誤する必要があります。自分にピッタリ合うラケットはなかなか見つかりませんが、近づくことはできます。
一般の人はトップ選手のようにラケットを毎年買い替えることは難しいです。
丁寧に使用することで長い間使用することも可能です。気に入ったラケットは大切にご使用ください。
バタフライ公式サイトより
私も長年使い込む派。愛着があります。
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