卓球にも、サッカーのようなイエローカードやレッドカードが存在します。
小さな地方大会ではありませんが、公認審判員がつくような大会では、イエローカードやレッドカードが出されることが稀にあります。
卓球にもイエローカードやレッドカードがあるなんて、はじめて知った。
リオデジャネイロオリンピックの時、石川佳純選手がレッドカードを受けたシーンは話題になっていたね。公認審判員がつくような大会では、イエローカードやレッドカードが出されることがあるよ。
本記事では、
- イエローカードが出されるのはどんなときか
- レッドカードが出される時はどんなときか
- 出されたときのペナルティはどういったものなのか
- イエローカードを出されないようにするためにはどうしたらいいのか
について解説します。
卓球におけるイエローカードとレッドカードの基礎知識
みなさん、卓球観戦中に「イエローカード」が提示されるシーンを目にしたことはありますか?サッカーと違い、卓球でイエローカードが出されるような場面は滅多にお目にかかれるものではありません。
イエローカードが提示されるような事例は珍しいとはいえ、イエローカードは、選手がルールに反した行為をした際に審判から与えられる警告です。
なぜ卓球でイエローカードが用いられるのか
卓球に限らず、スポーツの試合では、ルールを守ってプレーすることはひじょうに重要なことです。
イエローカードは、これらのルール違反を犯した選手に対して、警告として提示されます。これにより、選手は自身の行動を正す機会を与え、ルールに則った公正なプレーを促しています。
ルール違反の具体例
- サービス時にボールを隠す
- 試合中の意図的な遅延
- 罵詈雑言など、相手を不快にする行為
- 審判に対する長時間の抗議
- 許可なく競技領域からの離脱すること
などといったことがイエローカードの対象となります。
対戦相手や観客を不快にする行為、審判に対する長時間の抗議、……。卓球に限らず、これはどのスポーツ競技でも注意を受けるに値する行為ね。
特に気をつけなければいけないようなものではなく、一般常識をわきまえている人なら、このような行為はしないよね。
カードが提示されると、選手には次の行為でペナルティが重くなることが伝えられるため、試合の公正を保つための一環として非常に効果的です。
遅延行為にもいろいろありますが、ついやってしまうのがダブルスのとき!
特に女子に多い傾向があります。
サインでパッパッと済ませられれば良いのですが、たまに
- 構えたと思ったらすぐに、「やっぱりこうしよう」なんて話し出す
- サービスを出すまでの話し合いの時間が長すぎる
- サーバー側だけでなく、レシーバー側の話し合いも長すぎる
サーブちょっとまって!やっぱり相手のここを狙ってこういうサーブのほうが良いんじゃない……?
「(選手名)プレイ」って何度言わせるつもりだ。いい加減とっととサーブ出せや!イエローカード出すぞ……。
審判がカードを使用する状況と心理
審判は試合の公平性を保つため、違反行為を見逃すわけにはいきません。
イエローカードを提示することで、選手だけでなく観客にもルール違反があったことを明確に示すことができます。
これにより、試合の品質が保たれると同時に、選手がルールを尊重する文化も育てられていると考えられています。
イエローカードとレッドカードの違い
イエローカードだけでなく、もっと厳しいペナルティとして「レッドカード」も存在します。
ちなみに私はまだ、実際にレッドカードが出されている場面を生で見たことはありません。YouTube等の映像で見たことがあるのみです。
イエローカードが警告であるのに対し、レッドカードはより重大な違反や複数回の警告後に与えられるペナルティです。
卓球におけるペナルティの種類と影響
イエローカードは基本的に警告として機能し、選手にはルール遵守を改めて意識させる役割を果たします。
一方、レッドカードは失格や競技領域からの退場など、より重い罰が課されます。
- イエローカード
-
初めての小さな違反
- レッドカード
-
明らかに意図的であるか、何度も繰り返される場合
選手が受けるペナルティ
選手の場合、レッドカードで退場してしまうと試合が続行できなくなってしまうので、代わりに相手へのポイントが与えられます。
口頭注意のみで何もなし
違反行為2回目は相手に1ポイント
3回目の違反行為は、相手に2ポイント
審判長に報告
さすがに4回も違反する人は……、いないと思いたい……。
監督・コーチの場合
監督やコーチの場合、2回目のイエローカードはレッドカードとなり、退場することになります。
この場合の退場は試合会場からの退場ではなく、プレーしている場所(競技領域)から離れなければならないということです。
リオ五輪でレッドカードを受けた石川佳純選手
国際大会では、様々な言語や文化背景を持つ選手やスタッフが関わります。
石川選手はただ応援していただけなのですが、日本語のわからない審判にはそれがアドバイスと受け取られ、レッドカードを受けることになってしまいました。
退場とは言っても、競技領域から離れるだけなので、遠く離れた場所から以前と同じように応援している姿がありました。
イエローカードが試合に与える影響
イエローカードはただの警告ではなく、試合の流れや選手の心理に大きな影響を及ぼしてしまうことは、当然のありえます。
選手のメンタルに影響することがわかっているから、イエローカードを出す審判も辛いのよ。でも、公平・公正な試合をするためには必要なことだから出さざるを得ないんだよ。
ペナルティがプレイヤーのパフォーマンスに及ぼす影響
イエローカードを受けると、選手は次に同じ違反を犯すとより重いペナルティが科されることを意識します。
特に緊張感ある試合の中でイエローカードを受けてしまうと、過度に慎重になってしまい、それが原因で自然なプレイができなくなることも十分考えられます。
注意を受けたら、そのことばかりに意識が行っちゃって、プレーに集中できなくなっちゃったよ。ルール違反をした自分が悪いんだけどさ。
選手への心理的影響と戦術的対応
イエローカード後の選手の心理状態は非常に微妙です。
違反してなはないことに強いプレッシャーを感じる一方で、ルール違反を避けるためにより集中する必要があります。この心理的な変化が選手の戦術に影響し、どのように反映されるかは、試合の流れが変わってしまうこともあります。
このような心理的状況下では思い切ったプレーができなくなってしまい、保守的なプレーになってしまいがちです。
卓球のイエローカードやレッドカードの対象者
イエローカードが出される対象者は、
- 選手
- 監督
- コーチ
です。
こういう観客を退場させることはできないの?
と思うことはよくあります。
特に子供の大会では、観客席から保護者が声援とは違うアドバイスのようなことを大声で言っているのを、よく目にします。
なぜ注意しない!!
これは娘が味わった相手のバッドマナー。
今でも思い出すだけで怒りがこみ上げてきます。
全日本ジュニア卓球選手権大会の、地区予選準決勝での出来事です。
明らかにイエローカード級の行為でした。
明らかな遅延行為
相手チームのコーチによれば、
ごめんね。あの子には何度も言っているんだけどさ、直らないんだよね。
と言っていました。
「直らなくてごめんね。」ではなくて、気持ちよく試合をするためには、なんとしてでも直しておくべき行為ですし、公認審判員がつくような大会ではそんなの通用しません。
相手を待たせる時間が、常識の範囲を遥かに超えています。
- なかなかサーブを出さない
- サーブを出そうとすると構えを時、サーブを出させてくれない
- タオルの時間が長すぎる
どれもこれも、サーブ1本を出すまで、ひどい時は5分以上待たされました。
タオルタイムに関しては、常識的に「タイム」のときと同じ1分以内です。
準決勝なので、試合が行われた台は、大会スタッフが並んでいるテーブルの目の前です。
これは明らかな遅延行為!明らかなバッドマナーなのに誰も注意しません!
聞く話によると、この選手はいつもこんな感じらしいです。
大会審判長は何をやっているのーーーっ!
大会関係者はルールを分かっているのかと、問い詰めたくなりました。
コメント
コメント一覧 (1件)
トップ32女子決勝の早田ひなと木原美悠選手の試合で審判が突然イエローカードを出し、その後から木原選手はミスが多くなった。1,2、ゲームは木原が押していたのに。
早田ひなも強いがあのイエローカードがなければ勝敗はどうだったか判らないと感じた。
ベテランではなく18歳の若い木原選手の動揺は容易に想像できる。
あれは審判の不当なカードではなかったか。その後木原のミスが続き調子悪くなったとき早田にも
なぜかイエローカードがでたがそれもどういう理由なのかテレビではわからなかった。
実力では早田が上かもしれないがあの先のイエローカードがなければもっと公平な試合だだったのではないか??