卓球を始めたからには大会に出たいもの。
しかし地方大会レベルでは公認審判員はつかず、お互いのチームから審判要員を連れてきたり、相互審判をしたり。
そして初めて大会に出場する初心者の頭を悩ますものが、トーナメント戦にはつきものの、
敗者審判!
大会に出場したいんだけどさ、負け審ができる自信がなくて、躊躇しちゃっているんだよね。
卓球の審判も、見ているのと実際にやるのとでは大違い!
- 試合の進め方がわからない、どうしよう。
- どうやって選手に声をかければ良いのかな?
- 点数のコールの仕方がよくわからない
- 点数を間違えたらどうしよう
- サーブを出す人を間違えたらどうしよう
そんな不安がきっとあると思います。でも大丈夫。
本記事では、初めての人でも不安なくできるように、審判としての試合の進め方とやり方を解説します。
不安な人は一読するといいよ
卓球の試合の流れ
試合に負けたら、その台で敗者審判をすることになるので、そのコートで試合をする選手を待ちます。
試合準備
次に試合をする選手たちがコートに来たら、ボールを渡して練習をしてもらいます。
練習時間は2分間だけど、地方大会なら3~5本の練習を目安にチェンジエンド(コート変更)をしてもらって、また3~5本練習します。
その間に、カウンターの準備をします。
試合開始
チェンジエンド(コロナ対策で行わないこともある)をしてさらに3~5本の練習を終えたら、
じゃんけんお願いします
といってサービスを決めるじゃんけんをしてもらいましょう。同時に、ラケット交換もします。
言わなくても、選手たちが勝手に進行してくれることもあります。(地方大会レベルだと、むしろこっちのパターンが多いかも)
ポイントコール
サービスを出す選手が決まり、両方の選手が台について試合体勢に入ったら、
ラヴオールお願いしま~す
で試合開始です。
点数はサービスを出す方から、英語で言います。0は「ラヴ」で、同点のときは、「オール」をつけます。
サービス側が点数を入れたのならば、「1-0」は「ワン・ラヴ」。
「3-3」なら、スリーオールです。
正式なカウントコールの仕方はこちらを見てね。地方大会の負け審なら、簡略版でO.K.
とりあえずポイントコールだけでも言えるようになりましょう。
そのポイントコールも、うまく言えそうになかったら、無理に言う必要はありません。黙って点数をめくっているだけで良いです。
- サービスの順番がわからなくなってしまったらどうすればいいの
-
点数を足して、サービスを出した方から2本ずつ数えてみてください。あるいは、点数を足して2で割って偶数なら、最初にサービスを出したほうがサービスになります。
- サービスを出す側を間違えてしまった
-
入ってしまった点数は有効です。点数を変えずに正しい順番に直してゲームを勧めます。
- 点数を入れ間違えてしまった
-
気づいたら、その場ですぐに直しましょう。すぐに直せばそれ以上は何も言われません。
- 点数を言い間違えてしまった
-
言い間違えても、噛んでしまっても、誰も気にしません。カウンターが正しければ問題なし。
ゲーム終了
イレヴンエイト、ありがとうございました~!
で、ゲーム終了。なんですけど、ゲームが終了したら、コールしないうちに選手たちが勝手に挨拶して終わることも多いです。
記録用紙があるならば、忘れないうちに記録用紙に点数を書いておきましょう。
このとき、どちらが勝ったのか、選手名だけは間違えないようにしてください。
試合終了
すべてのゲームが終わったら、勝者(または敗者)に受付に報告に行ってもらいます。記録用紙があれば、受付に報告に行く選手に渡して、受付に行ってもらいます。
試合結果を勝者が受付にいく地域もあれば、敗者が報告に行く地域もあり、ケースバイケースです。
誰でも最初は審判初心者
誰でも最初は初心者です。恐れることはありません。
間違えたって、本人が思っているほど、周りはなんとも思っていません。
審判も選手も初心者の場合
初心者ばかりの試合の場合、カウントを間違えていても、お互い気づかずスルーしていることなんていつものこと。誰も間違いに気づかずに試合が進行していたなんていうことは、おそらくザラにあります。
気にする必要はありません。
中学1年生の卓球部に入部しての初めての試合は、顧問の先生が審判フォローに入っているのをよく見かけます。
肩肘張らずに、最初は欲張らず、目標は低めに、
- ポイントコールの英語がうまく言えなくても、カウンターを正しくめくることができていればとりあえずO.K.
- サーバーが2本ごとにちゃんと交代していれば、とりあえずO.K.
そのぐらいの軽い気持ちで臨みましょう。
審判が初心者で選手が経験豊富だった場合
選手が経験豊富な人だった場合、「間違えたら怒られちゃうかな?」なんてビビってしまうかもしれませんが、そんな心配は必要ありません。
審判が初心者なのは態度を見ればすぐに分かることだし、間違えたら教えてあげるだけ。なんとも思っていないよ。最初はみんな初心者だし。
卓球経験者が試合運びをリードしてくれるので、心配することはありません。言われるがままに経験者の選手についていってください。
点数を間違えたら、その場ですぐに優しく教えてくれます。
今の、こっちの点数だよ
ごめん、ありがとう。
サービスの順番がわからなくなっても、卓球経験者はすぐに訂正してくれます。
まだルールもおぼつかない卓球を始めたばかりの初心者にとって、審判をするのは大変なこと。そんなことは周りもわかっています。経験者だって、かつては自分が通った道です。
誰でも最初は初心者
誰でも最初は初心者です。初心者に多くを求めていません。初めての審判は、
カウンターをめくって正しく点数を入れること。
を目標にしてください。
それができたら、次はポイントコールできるようにしようとか、サービスのネットを見れるようにしようとか、少しずつレベルアップしてみてください。
コメント