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【初心者必見】卓球審判のやり方―初めての敗者審判に戸惑わないために

卓球を始めたからには大会に出たいもの。

しかし地方大会レベルでは公認審判員はつかず、お互いのチームから審判要員を連れてきたり、相互審判をしたり。

そして初めて大会に出場する初心者の頭を悩ますものが、トーナメント戦にはつきものの、

敗者審判!

大会に出場したいんだけどさ、負け審ができる自信がなくて、躊躇しちゃっているんだよね。

卓球の審判も、見ているのと実際にやるのとでは大違い!

  • 試合の進め方がわからない、どうしよう。
  • どうやって選手に声をかければ良いのかな?
  • 点数のコールの仕方がよくわからない
  • 点数を間違えたらどうしよう
  • サーブを出す人を間違えたらどうしよう

そんな不安がきっとあると思います。でも大丈夫。

本記事では、初めての人でも不安なくできるように、審判としての試合の進め方とやり方を解説します。

この記事を書いた人

卓球が趣味のアラフィフおばさん
上級公認審判員
とある地方卓球協会の役員

不安な人は一読するといいよ

監修:村上 貴聡
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目次

卓球の試合の流れ

試合に負けたら、その台で敗者審判をすることになるので、そのコートで試合をする選手を待ちます。

試合準備

次に試合をする選手たちがコートに来たら、ボールを渡して練習をしてもらいます。

つぶまる

練習時間は2分間だけど、地方大会なら3~5本の練習を目安にチェンジエンド(コート変更)をしてもらって、また3~5本練習します。

その間に、カウンターの準備をします。

試合開始

チェンジエンド(コロナ対策で行わないこともある)をしてさらに3~5本の練習を終えたら、

じゃんけんお願いします

といってサービスを決めるじゃんけんをしてもらいましょう。同時に、ラケット交換もします。

言わなくても、選手たちが勝手に進行してくれることもあります。(地方大会レベルだと、むしろこっちのパターンが多いかも)

ポイントコール

サービスを出す選手が決まり、両方の選手が台について試合体勢に入ったら、

ラヴオールお願いしま~す

で試合開始です。

点数はサービスを出す方から、英語で言います。0は「ラヴ」で、同点のときは、「オール」をつけます。

サービス側が点数を入れたのならば、「1-0」は「ワン・ラヴ」。

「3-3」なら、スリーオールです。

正式なカウントコールの仕方はこちらを見てね。地方大会の負け審なら、簡略版でO.K.

とりあえずポイントコールだけでも言えるようになりましょう。

そのポイントコールも、うまく言えそうになかったら、無理に言う必要はありません。黙って点数をめくっているだけで良いです。

サービスの順番がわからなくなってしまったらどうすればいいの

点数を足して、サービスを出した方から2本ずつ数えてみてください。あるいは、点数を足して2で割って偶数なら、最初にサービスを出したほうがサービスになります。

サービスを出す側を間違えてしまった

入ってしまった点数は有効です。点数を変えずに正しい順番に直してゲームを勧めます。

点数を入れ間違えてしまった

気づいたら、その場ですぐに直しましょう。すぐに直せばそれ以上は何も言われません。

点数を言い間違えてしまった

言い間違えても、噛んでしまっても、誰も気にしません。カウンターが正しければ問題なし。

ゲーム終了

イレヴンエイト、ありがとうございました~!

で、ゲーム終了。なんですけど、ゲームが終了したら、コールしないうちに選手たちが勝手に挨拶して終わることも多いです。

記録用紙があるならば、忘れないうちに記録用紙に点数を書いておきましょう。

このとき、どちらが勝ったのか、選手名だけは間違えないようにしてください。

試合終了

すべてのゲームが終わったら、勝者(または敗者)に受付に報告に行ってもらいます。記録用紙があれば、受付に報告に行く選手に渡して、受付に行ってもらいます。

試合結果を勝者が受付にいく地域もあれば、敗者が報告に行く地域もあり、ケースバイケースです。

誰でも最初は審判初心者

誰でも最初は初心者です。恐れることはありません。

間違えたって、本人が思っているほど、周りはなんとも思っていません。

審判も選手も初心者の場合

初心者ばかりの試合の場合、カウントを間違えていても、お互い気づかずスルーしていることなんていつものこと。誰も間違いに気づかずに試合が進行していたなんていうことは、おそらくザラにあります。

気にする必要はありません。

つぶまる

中学1年生の卓球部に入部しての初めての試合は、顧問の先生が審判フォローに入っているのをよく見かけます。

肩肘張らずに、最初は欲張らず、目標は低めに、

  • ポイントコールの英語がうまく言えなくても、カウンターを正しくめくることができていればとりあえずO.K.
  • サーバーが2本ごとにちゃんと交代していれば、とりあえずO.K.

そのぐらいの軽い気持ちで臨みましょう。

大人の初心者の試合では、お互いに教え合いながら和気あいあいと試合を進めている姿を見かけます。

審判が初心者で選手が経験豊富だった場合

選手が経験豊富な人だった場合、「間違えたら怒られちゃうかな?」なんてビビってしまうかもしれませんが、そんな心配は必要ありません。

卓球経験者

審判が初心者なのは態度を見ればすぐに分かることだし、間違えたら教えてあげるだけ。なんとも思っていないよ。最初はみんな初心者だし。

卓球経験者が試合運びをリードしてくれるので、心配することはありません。言われるがままに経験者の選手についていってください。

点数を間違えたら、その場ですぐに優しく教えてくれます。

卓球経験者

今の、こっちの点数だよ

審判初心者

ごめん、ありがとう。

サービスの順番がわからなくなっても、卓球経験者はすぐに訂正してくれます。

強い人ほど初心者には優しいです。

まだルールもおぼつかない卓球を始めたばかりの初心者にとって、審判をするのは大変なこと。そんなことは周りもわかっています。経験者だって、かつては自分が通った道です。

誰でも最初は初心者

誰でも最初は初心者です。初心者に多くを求めていません。初めての審判は、

カウンターをめくって正しく点数を入れること。

を目標にしてください。

それができたら、次はポイントコールできるようにしようとか、サービスのネットを見れるようにしようとか、少しずつレベルアップしてみてください。

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