【レビュー】ニッタク 紅双喜 キョウヒョウプロ3 ターボブルー―力のある人におすすめ

ニッタクから販売されている狂飈（キョウヒョウ）シリーズは、

粘着ラバーといえば狂飈

と言われるぐらいの存在。

そして狂飈シリーズはシートとスポンジの組み合わせでさまざまな種類があります。

狂飈プロ3といっても、どのスポンジを使用するかによって無印やターボオレンジ、ターボブルーの商品がありますが、本記事ではターボブルーについてレビューします。

>>無印のキョウヒョウPro3のレビューについてはこちら

狂飈Pro3ターボブルーは、

• 重くて力がないと振り回されてしまいます

が

• 重いラケットを振り回す筋力のある人なら、性能を十二分に発揮できる

ラバーです。狂飈シリーズの中では、中級者以上のパワーヒッター向け。男子高校生におすすめのラバーです。

紅双喜 狂飈PRO3（キョウヒョウプロ3）ターボブルーの商品概要

メーカー公表値

スピード	14.75
スピン	15.00
硬度	50.00
厚さ	中・厚・特厚
原産国	中国

パワー系スイングのターボブルー！

スイングの速さで勝負するプロ仕様！破壊力のあるプレーをするならコレ！キョウヒョウプロ3のトップシートにスピード性能を向上させるアクティブチャージ（AC）を内蔵した日本製高弾性スポンジを搭載。

ニッタク公式サイト

狂飈PRO3ターボブルーを独自指標で評価

メーカー公表値は、メーカー独自の方法で検査したものであるためメーカーごとに基準が異なり、同じ値でもメーカーが異なれば硬さが違うということが多々あります。

メーカー関係なく評価できる方法はなにかないかと考え、実験的に試してみました。

狂飈PRO3ターボブルーのラバー硬度

狂飈PRO3ターボブルーの摩擦力

狂飈PRO3ターボブルーの反発力

試行回数（n）	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10
跳ね返りの高さ（cm）	30	31	31	31	32	33	33	33	33	33

狂飈プロ3ターボブルーをいろいろなラケットに貼って打ってみた

さまざまなラケットに狂飈プロ3ターボブルーの厚を貼り、カルフレックスのピンポンマシンを使って打ってみました。

打った条件は下記のとおりです。

ニッタクの『剛力』ラケット

ドライブ

私にとっては重すぎるのでボールがなかなかスイートスポットに当たっていません。そのためか、回転量のあるドライブが全然打てていません。

スマッシュ

無印のものより、やや弧線を描くような軌道。

つぶまる

ラバーの重さによる遠心力を効かせたスマッシュがいい感じ♪

ブロック

思いの外、山なりの返球になってしまっています。

サービス

重さをうまく利用して振り下ろせば、回転量のあるサーブが出せますが、うまくコントロールできていません。

TIBHARの『幻守』

ドライブ

思ったよりも直線的に飛んでいきました。

スマッシュ

ラバーの重さで重心が先の方にあるためでしょうか、威力のある直線的なスマッシュが打ちやすかったです。しかも、安定している！

ブロック

いい感じに威力を抑えられるので、コントロールしやすかったです。

幻守はスピードも威力もない飛ばないラケットですが、重いラバーを貼ることで重心が先端に移動し、遠心力で良いボールが飛んでいってる感じがGood！

狂飆プロ3ターボブルーのまとめ

狂飈Pro3ターボブルーの全体的評価

	剛力	幻守
ドライブ	3.5	3.5
スマッシュ	4.5	5
ブロック	3.5	5
サービス	3	3
購入	Amazon 楽天 Yahoo	楽天

ラバーとラケットの組合せは、順次増やしていく予定です。

狂飈Pro3ターボブルーはこんな人におすすめ

• 力のある人
• 中陣に下がって打ち合いをする人

スポンジの重さに負けないだけの力のある人なら、ターボブルーのスポンジとキョウヒョウの回転力を、ちゃんと引き出せること間違いなしです。

狂飈Pro3ターボブルーをおすすめできない人

• 力の弱い人

ラバーがとにかく重いです。力の弱い人が使用すると、ラバーの性能を引き出せないばかりだけでなく、ひじを痛める危険性があります。

ラバーが重いので、重さが気になる人は軽いラケットに合わせると良いかもしれません。