裏ソフトラバーのお手入れ方法は知っていても、異質(粒高・表ソフト)ラバーのお手入れの仕方を知らない人は多いのではないでしょうか。
裏ソフトラバーのお手入れは、
- 泡タイプのクリーナーをプシュッとかけて
- スポンジで拭き取って
- 粘着シートを貼ってできるだけ空気に触れないようにさせて
- ラケットケースに収納
という手順になります。
しかし、表面が凸凹している粒高や表ソフトラバーといった異質ラバーを、裏ソフトラバーを同じ感覚で手入れをしようとすると……。
泡タイプのクリーナーを使うと、粒の間に泡が入ってしまってうまく拭き取れないのよね。
どうすればいいの?やらなくていいの?
異質ラバーもクリーナーで手入れするよ。ただちょっと、裏ソフトラバーとは方法が違うだけ。
ということで、ここでは、
粒高ラバーや表ソフトラバーといった異質ラバーのお手入れの仕方がわからない
という人のために、
- 卓球ラバーの手入れの必要性
- 異質ラバーの手入れの仕方
について紹介します。
異質ラバーのお手入れは、基本的に
- スプレータイプのクリーナーを用い
- ブラシで汚れを除去し
- 粘着シートではなく保護袋をかぶせて
収納します。
スプレータイプのクリーナーを吹き付け
ブラシで隙間の汚れを落とし
袋をかぶせてできるだけ空気を遮断します
ラバーの手入れの必要性
ラバーの劣化を早める原因には、ホコリの他に人間の汗や脂もあります。
きちんと専用クリーナーを吹き付けて、これらの汚れを除去してから保管したほうが、ラバーが長持ちします。
高価なラバーが多いから、少しでも長持ちさせて長く使いたいよね。
異質ラバー用のブラシはありませんが、便利なメンテナンス3点セットもあります
粒高ラバーのお手入れ方法
異質ラバーの手入れの仕方について、バタフライが公式動画を出しています。
多くの裏裏選手が使用しているような、泡タイプのクリーナを用いてはいけません。
泡タイプのクリーナーをうっかり使ってしまったことありますが、泡は取れないは跡は残るは……。この跡はかなり恥ずかしい……。
ちなみに、このスプレータイプのラバークリーナーで裏ソフトラバーのお手入れもできるので、裏ソフトラバーを貼った面を手入れするために、わざわざ泡タイプのクリーナーを買う必要はありません。
スプレータイプのラバークリーナー1本で、裏ソフト面も異質面もお掃除ができます。
片面に裏ソフトラバー、もう片方に異質ラバーを貼っているのであれば、
- スプレータイプのラバークリーナー
- クリーナー用スポンジ
- クリーナー用ブラシ
の3つを用意すれば、ラケット両面のラバーのお手入れができます。
吹きかけたクリーナー液を拭き取るのも、裏ソフトラバーのようなスポンジではなく、ブラシを用います。
次のような手順でラバーを掃除します。
- スプレータイプのクリーナーを粒高ラバー全体に軽く吹きかける
- ブラシを粒の並びに沿って縦横にかける
- 乾燥させる
ブラシをかけるとき、粒の並びに沿ってかけるのは簡単ですが、並びに対し直角にかけるのは抵抗が強くてかけにくいです。
並びに対して直角にブラシを動かしにくいこともあって、私はときどきサボっちゃいます(ダメじゃん)。
ラバークリーナーで汗や脂、ホコリを除去した後は、空気中の酸素や水分との接触をできる限り防ぐために、シートで保護します。
裏ソフトラバーには粘着保護シートが使えますが、異質ラバーには使えません。
異質ラバーは袋タイプの保護袋に入れてからラケットケースにしまうと良いよ。
現在袋タイプのものを販売しているのは、ニッタクとアームストロングの二社みです。
乾燥状態を保つために
ラバーにとって、酸素だけでなく湿気も劣化を促進します。
湿気を防ぐために、ラケットケースに除湿剤を入れておくと、より効果的です。
スポンジとブラシのお手入れ
当たり前のことですが、お手入れするたびにブラシやスポンジには、ホコリや脂といった汚れが蓄積していきます。
汚れが飽和状態になったブラシでラバーを掃除しても、きれいにはなりません。
汚れたブラシやスポンジは、ときどき中性洗剤(いわゆる台所用洗剤)で洗ってあげましょう。
ものすごく汚れていることがわかります。
泡は黒いし、濯いでも濯いでも黒い水が出てきて2度洗いしたことも……。
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