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裏ソフトラバーの寿命と貼替え時は?ラバーはいつ貼りかえれば良いの?

卓球のラバーは消耗品です。

ラバーは使っているうちに

  • ラバーシートの引っ掛かりが悪くなる
  • スポンジの弾力性がなくなる

といった現象が起こるようになり、いくら高価なラバーでも性能が発揮されなくなってしまいます。

つぶまる

「ラバーがヘタった」とか「ラバーが死んだ」とか、よく表現します

ヘタったラバーで練習を続けても、以下のような状態であるた、上達するものも上達しません。

  • 引っかからないので回転がかけられない
  • スポンジの弾力にムラがあるので、安定した返球ができない

ラバーを貼り替えなければならないのはわかったけど、貼り替え時期はどうやって見極めればいいの?

ラバーの貼り替え時は、使う人の実力や練習時間、ラバーの使用環境などにも左右されます。

ラバーの貼り替え時は大きく分けて以下の3つ。

  • ゴムシートがヘタったとき
  • スポンジがヘタったとき
  • ラバーが欠けたとき

本記事では、裏ソフトラバーの寿命の見極め方について解説します。

異質ラバーの寿命の見極め方については、以下の記事をご覧ください。

この記事を書いた人

卓球が趣味のアラフィフおばさん
上級公認審判員
とある地方卓球協会の役員

卓球はあまりうまくはないけど用具の研究は好き

女性目線で紹介するよ
目次

ラバーの貼り替え時の見極め方

卓球をはじめたばかりの人にとって、張替え時を見極めるのは難しいかもしれません。

しかしポイントさえ抑えておけば、いつ張り替えれば良いのかすぐに分かるようになります。

  1. ゴムシートがヘタった時
  2. スポンジがヘタった時
  3. ラバーが欠けたとき

それぞれの見極め方を解説します。

ゴムシートがヘタった時の見極め方

ゴムは空気中の酸素(酸化反応)や水(加水分解反応)と反応して、徐々に劣化し、脆くなります。

それゆえラバーは開封したその瞬間から、何もしなくても徐々にヘタりますし、開封していなくてもヘタるときはヘタります。

もちろん、使用時間にも応じてヘタります。

ゴムシートがヘタった状態とはどんな状態?

ラバーがヘタると、どんな感じになるの?

  • 指でこすると、ヘタった部分がツルツルと指が滑るようになる
  • ヘタった部分のツヤがなくなる(またはツヤが出る)

ゴムシートがこのような状態になると、ボールの引っ掛かりが悪くなり、回転がかからなくなります。

スポンジがヘタった時の見極め方

つぶまる

意外と見落とそれがちなのが、スポンジのヘタりです。

スポンジもゴムシートと同様に、空気中の酸素と反応し、徐々に硬く弾力がなくなっていきます。

弾力がなくなったスポンジでは、球が思うように飛んでいきません。

トップシートはまだ大丈夫だけど、実はスポンジ部分がへたっていた……、なんてことがラバーによってはあるあるです。

スポンジがヘタった状態とはどんな状態?

スポンジがヘタった状態って、どんな感じなの?

  • ラバーを指で押すと、場所によって明らかに弾力が違う
  • 同じように打っているのに安定しない

ボールがあまり当たる中心部と、当たらない端っこの部分では明らかに弾力が違ってきます。

始めたばかりの下手な頃は、ボールがラケット全体に当たるのであまり違いを感じないかもしれません。

しかし、上手な人ほどボールが当たる部分だけピンポイントで弾力がなくなるので要注意!

場所ごとに弾力が変化してしまうと何が問題かというと、

真ん中にあたったときと端っこにあたってしまったときで、あまりにも飛びが違い、「あれれ?」となります。

弾力が不均一すぎて、返球が安定せず、イライラの原因に!

つぶまる

スポンジがヘタってないか、指で押してみて弾力をチェック!

ラバーが欠けたとき

公式審判がつくような大きな大会では、ラバーが2mm以上欠けたラバーを使用し続けるのはルール違反になります。

新品に貼り替えたばかりのラバーなんだけど……、試合前の練習で欠けちゃったんだけど……。

地方大会なら許されるパターンが多いですが、公式審判がつくような大きな大会では、審判長判断で認められないことがあります。

中高生の大会では、判断は甘くなりがちですが、認められないこともあります。

大きな大会ではラバー貼り替えスペースが用意されています。そこでスペアのラバーと貼り替えます(ただし試合中に欠けた場合は、貼り替えではなく、スペアのラケットを用意する必要があります)。

新品のラバーなのに貼り替えなければならなくなったときは、マジで泣けてきますが、ルールはルールです。

新品なのに欠けてしまったラバーをそのまま捨ててしまうのはもったいないので、練習用として使ったり、また、試合には出ないけど趣味で卓球をやっている人に安く売ったことがあります。

裏ソフトラバーの貼り替え時のまとめ

保存状態や使用頻度に関わらず、替え時というのは

  • トップシートの引っ掛かりが悪くなった
  • スポンジの弾力がなくなった
  • 2mm以上欠けてしまった(ただし公式戦に望む場合のみ)

です。

これらは自分の卓球技術や練習時間に大きく依存します。

卓球を始めたばかりの頃は3ヶ月近く持ちますし、上級者になるほどすぐにラバーがヘタってしまうので、交換する間隔は短くなります。

自分の基準を持とう

ラバーは何もしなくても徐々に劣化していきます。

自然劣化」+「使用による劣化

ラバーの種類によって、練習内容や頻度によって劣化度合いは異なるので、貼り替え時はいつ頃なのか、一概には言えません。

いつ貼り替え時なのか、それは自分で判断することです。

  • 自分の技術レベルならまだ使えるかな?
  • 打っててなんか違和感を感じるようになったから、替えようかな?

始めたばかりの頃は、自分が使用しているラバーがヘタってしまったかどうか、なかなか分からないと思います。

分からないのなら、最低でも3ヶ月に1度は替えるようにしましょう。

メーカー側は使用時間80時間を目安として貼り替えを推奨しています。

前と同じラバーの新品に貼り替えてみて、まずは違いを実感してみてください(使い古したラバーと新品のラバーで違いがわからないというのは、かなり感覚に問題があります)。

部活動で毎日使用しているのならば、1ヶ月に1回以上の貼り替えが理想です。

しかし、ご家庭によりお金の都合もあるでしょうから、自分の妥協点を見つけてください。

ラバーをベストな状態にして公式戦に望みたいと考えるならば、試合の1週間前ぐらいに貼り替えるぐらいがちょうど良い(強豪校を除く一般的な中学・高校の部活動のレベルの話)。

トップ選手たちはいつ変えているの?

水谷準選手は、1週間に1度は替えているそうです(おそらく練習レベルでの話)。

大学リーグのトップ選手は、何日にもおよぶような大会で、毎日替える選手が多いと聞きます。

日本リーグのトップ選手ともなると、試合ごとに替えることもあります(全員ではないと思いますが)。

ラバーには微妙な個体差があるから、その時の状況に応じて適したラバーに貼り替えるという選手もいます。

つぶまる

私たちトップ選手ではない一般プレーヤーはそこまでする必要はないです。トップ選手並みに頻繁に変えていたら、お金が持ちません。

ラバーの貼り替え方はこちら

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