中国北京生まれのヤン・シャオシン選手は、2014年にモナコに帰化し、モナコのナショナルチームのメンバーに選ばれています。

東京オリンピックでは、モナコ選手団の旗手を務めた選手だよ
2021~2022年度はT-リーグの九州アスティーダに所属していたこともある選手です。
ヤン・シャオシン選手の実績
世界ランキング
部門 | ランキング | 部門 | 最高ランキング | 取得時期 | |
---|---|---|---|---|---|
シニア | 2023年第30週 | 12 | シニア | 10 | 2022年7月 |
女子ダブルス | 2023年第30週 | - | 21歳以下 | 38 | 2008年2月 |
主な戦績
開催年 | 大会名 | 順位 |
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2013 | スイスオープン | 優勝 |
2014 | チャレンジオープン・クロアチアオープン | 優勝 |
2016 | スイスオープン | 優勝 |
2016 | ワールドツアー・チェコオープン | 優勝 |
2018 | ルクセンブルクオープン | 優勝 |
2020 | チャレンジオープン・スペイン | 準優勝 |
2021 | WTTコンテンダー・ブダペスト | 優勝 |
ヤン・シャオシン選手のプレー
ヤン・シャオシン選手は、前陣に張り付いてミート打ちを主体に攻撃をしていくスタイル。早い打点で積極的に攻撃を仕掛けているのが見て取れます。
バックは変化系の特性を活かし、上回転がかかっていようが下回転がかかっていようが積極的に攻撃。ナックルブロックでつないで相手のミスを誘ったかと思えば、バックハンドでもしっかり打ちあっています。
粒高ラバーで切ったり切らなかったり、回転の向きを変えたり。変化一つとっても変化の幅があり、相手を惑わしているのがわかります。



ブロックうまい!
ときにバックで粘る場面もありますが、基本は「バックでも攻撃」。
シェークバック粒の戦い方としては、王道の戦い方。シェークバック粒の方にとって、たいへん参考になります。
粒高でも、カット球をバックハンドで返すにはそれなりの練習が必要。
ついついプッシュで返してしまいますが、こんなふうに返せるようになったら、非常に強い武器になります。



粒高ラバーは攻撃ができないと思われていることもあるので、地方大会ならカット球をバックハンドで打ち返すだけで相手はビビりそう
ヤン・シャオシン選手の使用用具
ラケット:VICTAS KOKI NIWA WOOD


特殊素材を使用せず木材だけの構成で、丹羽選手のスタイルにマッチする高速ギアが生まれた。
VICTAS公式サイトより
カウンタープレーが特に速く、前陣での速さとパワーを生かすことのできるラケットに仕上がった。
V>15との相性も抜群な木材7枚合板ギア。
特殊素材を使用しておらず、異質ラバーとの相性も良いと評判のラケットです。
飛びすぎず、スマッシュやドライブだけでなく、ブロックやカウンター、台上プレーもし易いとのこと。
フォア面:VICTAS V>15 エクストラ


VICTAS V>15エクストラは、ハイエナジーテンション系ラバー。
相手の球を強烈な回転とスピードで上書きして返す。
VICTAS公式サイトより
相手を打ち抜く決定打を生む、威力重視に仕上げたギア。
松平賢二選手や木原美悠選手といったトップ選手たちも使用しているラバーです。
ボールの引っ掛かりがよく、威力も出せるラバーとの評判です。
バック面:VICTAS カールP1V


カールP1Vは変化が最大と言われるラバー。
CURLシリーズの中で最も高く細長い粒形状で、大きな変化幅を誇る最強の粒高。
VICTAS公式サイトより
カットや前陣プレーでイレギュラーするほどの切れ味を実現。
変化が大きいラバーは安定せず、攻撃することは難しいと言われますが、倪夏蓮選手をはじめ、トップ選手は攻撃が難しい粒高ラバーでも積極的に攻撃を仕掛けていきます。



粒高ラバーでも、勝つためには守備ばかりでなく攻撃もできないとダメなんですね


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