部活ができないときとか、家で卓球をしたい!
家でも卓球をしたいけど、使用しない時は開きっぱなしではなく畳んで置いておきたい卓球台。
そんな人が求める条件は、
- 卓球台の大きさは、大会でも使用するような大きさのものが良い
- 使わない時は畳んでおけるものが良い
- できるだけリーズナブルなものが欲しい
そんな条件に当てはまるものに、国際規格サイズでセパレート式でキャスター付きの卓球台があります。
上記の商品を購入したので、本記事ではこいつをレビューします。
国際規格ですが、日本卓球協会検定品ではありません
卓球台のルール規定、
プレーイングサーフェイスはどのような材料でもよく、その硬度は、標準ボールを上方30cmの高さから落とした場合に、約23cmの均一なバウンドがあるものとする。
日本卓球ルールブック
という条件を満たしていないからです。
卓球台の規格について、詳しくは下記記事を御覧ください。
商品概要
同封されているもの一式
写真撮影のため、テーブル板はソファーの上に置きました。
テーブルはセンターラインで2枚に分けられているため、合わせて4枚の板になっています。
付属品としてラケットとボールが付いていますが、梱包が良くなかったのか、運送状態が良くなかったのか、ボールが1個割れていました。
付属のラケットとボールを使用するつもりはないので、問題なし!
説明書
卓球台の購入ページでも表示があったのですが、
- 大人数人での組み立て
- 電気ドリルの用意
が推奨されています。
だがしかし、
私一人しかいないし、電気ドリルなんて持ってない!
ということで、アラフィフおばさん一人で電気ドリル無しで頑張って組み立てました。
卓球台の組み立て
説明書に従って、リビングの床に板を並べて、組み立て開始!
梱包材の発泡スチロールの砕けてしまったカスが付いてしまっていますが、そこは気にせず作業していきます。
板の組み立て
説明書に従って、チューブにジョイントパーツを付けてはめ込んで、それをネジで留めていきます。
カラーボックスといった家具には、ネジ留めする際に予めガイドとなるような穴が開けられていますが、これにはそのような穴が見当たりません。
ネジ留めするのはいいですが、ここでずれるとそのままそれは卓球台のズレにつながる大切なポイント。
なかなか垂直にドライバーを回すことは難しい上にトルクでずれたりなんかして…。
完成後のテーブルのズレ
見事にずれてしまいました。
板を抑える人と、インパクトドライバーを使用する人の複数人作業をオススメします。
センターラインを金具で固定
鉄板3枚を、だいたい真ん中になるように置いて、これまたネジ留めしていきます。
もちろん、ガイドとなるような穴は空いていません。
インパクトドライバーがあると、この作業も楽かも。
そんな便利なものは持っていなかったので、もちろん手で回しました。
脚の取り付け
板に脚を取り付け、キャスター部分の脚を組み立てます。
ココまでは簡単にできました。
問題はここから。
板をひっくり返して、キャスターの脚に取り付けなければなりません。
脚を取り付けた板
難しかった作業は、
- 板をひっくり返すこと
- ひっくり返した板を脚に載せること
そもそも板が重いので、アラフィフおばさん一人でひっくり返すのは難儀でした。
そして何よりも、ひっくり返した板を脚に載せる作業が一苦労。
- 折りたたみ式であるがゆえに脚が固定されておらずグラグラ
- 重心が偏っているので、少しでも傾いてしまうと倒れる
何度倒して失敗したことか!
この作業を一人で行うために、椅子を使って工夫して作業しました。そのため台の下に椅子が置いてあります。
一人で作業を行うのはひじょうに危険です。必ず複数人で行うことをオススメします。
もう片方の板も同様に組み立て、脚に取り付けます。
片方の板を取り付けただけキャスターはひじょうにバランスが悪く、もう片方を取り付けようと際に倒したので(よく窓が割れなかったな…)、向こう側に倒れてしまわないように壁に立て掛けて作業しました。
脚がグラグラで簡単に倒れてしまうので、少しずつ動かしながら脚をあわせ、慎重に作業しました。
完成!!
ここまで約4時間かかっています。すっかり日が暮れてしまいました。
台の大きさに関しては国際規格です。しかし国際規格ではないところが1箇所あります。
どこだかわかりますか?
ネットです!
支柱の外側は、サイドラインの外側15.25cmとする
日本卓球ルールブック2022
どう見ても短いんだけど…。
気になる方は付属品のネットを使用するのではなく、別売りのネットと支柱を購入をおすすめします。
畳んだところ
意外と場所を取っていますが、たたみ1畳分のスペースがあればじゅうぶんです。
結構グラグラしていて怖いので、おそらくほぼ開きっぱなしにしていると思います。
実際開きっぱなして、畳んで収納していることはほとんどありません。面倒くさいし。
実際の使用感はどうなのか
板がセンターラインのところで切れているので、センターラインのところにボールが落ちると、あらぬ方向に飛んでいってしまいます。
プレーイングサーフェスは、どのような材料でもよく、その硬度は、標準ボールを上方30cmの高さから落とした場合に、約23cmの均一なバウンドがあるものとする。
卓球ルールブック2022
「約23cmの均一なバウンドがあるものとする」という条件を、どう観ても満たしていません。
それ以外は割と普通の卓球台。
うん、いい音♪
家庭で使用するぶんには十分ですね。
グラグラしているので折りたたんで置いておくのは不安がありますが、自分の購入目的を考えたら、概ね満足しています。
値段相応といえば相応です。
まとめ
今回、私が購入した折りたたみ式卓球台のメリットは以下の通り。
- 国際規格なので、台の感覚は実際の試合で使用する台の感覚と同じ
- リーズナブル(国際規格の折りたたみ品としては最安値)
そしてデメリットは、次の通り。
- 折りたたんで置けるが不安定
- センターラインで板が分かれるので、センターラインにボールが落ちると変な方向に飛んでいく
以上のことをふまえて、この卓球台をおすすめできる人は、
- 試合に出ることがあり、家でサービス等の練習をしたい人
- それほど本格的なものでなくていいので、家で卓球の練習を軽くやりたい人
- とにかく国際規格のサイズで、きるだけ安い台が欲しい人
です。
サービスの練習が思う存分できるようになって、苦手なサーブが難なく出せるようになっててびっくり。
ぐらつきと、センターラインの問題が気になる方には、こちらをおすすめします。非検定品です。
センターラインで板が分かれていない1枚タイプです。
2つに離して重ねられるので、折りたたんだ時にはこちらの方がコンパクトになります。
家で練習をするなら、コレが一番オススメです。本当はこっちが欲しかったのですが、たまたま売り切れで買えなかったのです。
検定品については、書き記事で詳しく解説しています。
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