冬の寒いとき、あるいは脚を隠したいときなど、短パンの下にスパッツを履くたくなるときがあるかもしれません。

私、冷え性だから、冬の大会はスパッツやタイツを履きたいわ
という人もいれば、



脚を出したくない
という人もいます。脚を出したくないだけの人は、季節を問わずにスパッツやタイツを履きたいと思うでしょう。



私も冷え性なので、寒い時はスパッツを下に履きたくなる気持ちは痛いほどよく分かります。
卓球のルールとしては、かつては原則禁止されており審判長の許可が必要でしたが、現在は限定的な範囲ですが許可されています。
ルール上、スパッツはアンダーシャツという扱いです。
それでは、アンダーシャツを規定する卓球ルールを見ていきます。
- 大会における原則的対応
- 地方大会の場合
について解説します。
大会における原則的対応


アンダーシャツを身につけることはできますが、アンダーシャツを着用するにもルールがあります。
アンダーシャツを選ぶときも、これに適合するものを選ぶようにしましょう。
アンダーシャツにメーカーの商標やロゴがある場合は隠す
メーカーの商標と言っても、Nittaku、VICTAS、Butterflyなどの卓球用品専門メーカー、いわゆる日本卓球協会が指定するメーカーの商標やロゴであれば、隠す必要はありません。
一方、AdidasやPuma、Nikeなどは隠さなければいけません。
膝や肘サポーター、リストバンドを使用する選手も多くいますが、そのサポーターやリストバンドも、指定メーカー製のものでないのであるならば、ロゴが出ないようにしなければなりません。
卓球の公式大会に出場する場合、服装はすべて卓球用品専門メーカーで揃えれば気にする必要はありません。


以前はハーフタイプのスパッツしか販売されていませんでしたが、2022年10月にミズノから卓球専用のロングタイプのスパッツが販売されました。


卓球戦勝のスパッツが販売されたとは言え、大会で使用できるとは限りません。卓球は基本的に半袖短パンで行う競技です。審判長からN.G.が出る可能性が高いです。
アンダーシャツのはみ出し具合は審判長判断
スパッツを着用する場合、はみ出しが問題になります。
膝上丈ぐらいのスパッツであれば、おそらく許容されるでしょう。
それゆえ、ニッタクから販売されているスパッツも、膝上丈のものになっているのだと思います。
問題は、足首まで覆ってしまうようなスパッツを履く場合です。
アンダーシャツも同様に、肘ぐらいまでのアンダーシャツであれば許容されるのでしょうが、長袖は許可されません。



(全国クラスの大会で)審判長からN.G.を出されたため、まくりあげて試合をした選手もいれば、短く切った選手もいたと聞いたことあります。
T-リーグは例外で、長袖や足首までのアンダーシャツはO.K.となっています。
団体戦やダブルスの場合
現在のルールでは、同一チームに着ているもの、着ていないものが混在しても問題とされず、色もユニフォームと揃っているのが望ましいとされていますが、現在のところ問題なしとされています。
例外的措置
国際大会などで、長袖のアンダーシャツや足首まで覆うようなスパッツを履いて試合をしている選手を、TVや動画などで見たことがある人も多いのではないでしょうか。
多くはムスリマ(イスラム教女性信者)の選手たちで、宗教上の理由から肌を露出できないので、特別に許可されています。
また、脚に痣があったり傷があったりして、周囲を不快にさせてしまうかもしれないというときも、特別に許可されます。
地方大会の場合
現在の卓球ルールでは、足首まであるようなスパッツを履いて試合をすることはできません。
しかし、公認審判員がつかないような地方大会は、一応審判長には報告するけど、ほとんど黙認されているようなことが多くあります。
対戦相手によってはうるさいこともあるので、許可を得ておくことに越したことはないです。
公認審判員資格を持っている対戦相手の場合、注意が必要で、指摘されることがあります。
私は動きにくくなるのでスパッツを履いていないのですが、ダブルスなどでパートナーが履いていたりすることがよくあり、許可をとったのかどうか聞かれることがよくあります。
まとめ
- スパッツは、卓球メーカー用品以外の製品は原則禁止
- スパッツを着用する場合は、審判長の許可を得ておく



履きたい時は卓球用品メーカーのもので、審判長の許可を得ておくことが大切。
ちなみに、卓球メーカーのスパッツに卓球メーカーのサポーターを組み合わせれば、脚の寒さ対策はさらに向上します





冷えの対策にはなりますが、かなり動きづらくなりますね。
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