寒い冬や脚を隠したいとき、短パンの下にスパッツやタイツを履きたくなることはありませんか?

私は冷え症なので、寒い時はスパッツを下に履きたくなる気持ちは痛いほどよく分かります。



私は脚を出したくないのだけれど、卓球の試合でスパッツを履くのはダメなの?
TV等で放送される卓球の試合でスパッツを履いている人はムスリマ以外にはいないので、気になる方も多いのではないでしょうか。
卓球のルールとしては、かつては原則禁止されており審判長の許可が必要でしたが、現在は限定的な範囲ですが許可されています。
本記事では、卓球におけるスパッツやアンダーウェアのルールと選び方を詳しく解説します。
- 大会で許可されるスパッツの条件とは?
- 商標やロゴの取り扱いについて
- 地方大会での取り扱いと例外的措置
本記事を読めば、大会での服装の迷いが解消されます。
スパッツ以外の服装規定については、以下で紹介しています


卓球大会におけるスパッツの基本ルール


かつて卓球では、スパッツの着用は原則禁止されており、特別な許可が必要でした。しかし現在では、以下の条件を満たせばスパッツの着用が認められています。
大会での原則対応
卓球ルールブックには、以下のように記載されています。
2.2.2.1.2 競技用シャツ、ショーツまたはスカート以外に、サポーター・リストバンド・ヘアバンド・スパッツを着用できる。
日本卓球ルールブック2020
しかし日本卓球協会の審判指針として、スパッツはアンダーシャツに属するものと判断されているため、
長いスパッツ(足首まであるもの)は基本的に禁止
です。
長いものはダメですが、膝上の短い丈のスパッツなら問題ありません。
伊藤美誠選手は他の選手と比べて長めのスパッツを着用していますが、必ず膝上丈です。
短いタイプのスパッツなら、大会に参加できます。


長いスパッツが許可される例外規定
一般的に、足首まで覆うロングスパッツは大会での使用は許可されません。
ただし、以下の場合は例外として許可される可能性があります。
- 傷害や痣等の医療的な理由
- 周囲を不快にさせるような入れ墨
- 見られて不快な傷跡や痣
- 宗教上の理由
- 肌の露出が許可されないムスリマ選手



全国クラスの大会で、長いスパッツの使用許可が得られなかったため、長いスパッツをまくりあげて試合をした選手もいれば、短く切った選手もいたそうです
卓球専用ロングスパッツ
以前はハーフタイプのスパッツしか販売されていませんでしたが、2022年10月にミズノから卓球専用のロングタイプのスパッツが販売されました。
卓球専用のスパッツが販売されたとは言え、原則的に大会では使用できません。
練習には使用できますが、着用して大会に参加する場合は審判長に確認を!





冬の練習用にミズノのロングタイツを買って履いてみたら、なかなかいい感じ。暖かくて動きやすい。練習用におすすめだよ!
以前はユニクロで購入したスパッツを冬の練習に履いていましたが、今はミズノのロングスパッツ一択です。
- 表面が滑らかで、他のウェアに引っかからない
- 動きやすい
- 速乾性もあるので、汗をかいても気にならない
試合に使えなくても、練習ぐらいは暖かくして臨みたいですね。怪我の予防にもなりますし。
ロゴや商標の取り扱い
卓球の公式大会では、服装に関する商標ルールがあります。
メーカーの商標と言っても、Nittaku、VICTAS、Butterflyなどの卓球用品専門メーカー、いわゆる日本卓球協会が指定するメーカーの商標やロゴであれば問題ありませんが、それ以外のメーカーは隠さなければなりません。
隠さなくて良い | ロゴを隠さなければならない |
---|---|
Nittaku VICTAS Butterfly などの日本卓球協会公認メーカー | Addidas Nike Phiten などの日本卓球協会非公認メーカー |
最近は大きな大会でPhitenがブースを出店していることがありますが、非公認メーカーです。
くれぐれも勘違いしないようにお願いします。



ファイテンのサポーターは非公認なことを知らずに使っている場合があるので、審判員はしっかりチェックするように言われています。
2.2.5.9 サポーター、リストバンド、ヘアバンド、スパッツにつける広告は、それぞれにメーカーの商標・ロゴのみ1箇所とし、12cm²以下であること。ただし、日本卓球協会公認用具指定業者の製品のみ認められる。
日本卓球ルールブック 2022
卓球の公式大会に出場する場合、服装をすべて卓球用品専門メーカーで揃えれば気にする必要はありません。
団体戦やダブルスの場合
現在のルールでは、同一チームに着ているもの、着ていないものが混在しても問題とされず、色もユニフォームと揃っているのが望ましいとされていますが、現在のところ問題なしとされています。
地方大会ではスパッツが許可されやすい?


公認審判員がつかないような地方大会では、服装規定が緩やかに運用されるケースが多いです。
対戦相手によっては服装について指摘されることがあるため、事前に許可を取っておくに越したことはありません。



地方大会ではロングスパッツを普通に履いている人も見かけますが、許可を得ているか確認は必須です。
和気あいあいとやるような地方大会で、許可されなかったなんていう話は聞いたことありませんが、一応許可を得ておきましょう。
まとめ
- スパッツは膝上丈が基本ルール。長いものは大会で使用不可
- 商標やロゴのルールに注意!卓球メーカー製品なら問題なし
- 大会でスパッツを着用する場合は、審判長の許可を得よう
卓球でスパッツを着用したい場合は、卓球用品専門メーカーのものを選び、ルールを守って大会に臨みましょう!
練習用には、暖かくて動きやすい卓球用のロングスパッツおすすめです。





スパッツを履くときは、公式ルールと審判長の指示を忘れずに!
卓球の服装ルールについてもっと知りたい方はこちら


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