いくら室内競技の卓球とはいえ、プレー中にケガをしたり、体調不良に見舞われることがあります。
ケガや体調不良の種類によって、失格(棄権)になる場合とならない場合があります。
基本的に、選手は試合中プレー領域を離れてはいけないというのが大原則。
ここに書いてあることはあくまでも参考に、
失格になるかならないか、最終的には大会審判長判断になります。主審にその権限はありません。主審は審判長に報告に行き、審判長が選手の容態を見て判断します。
本記事では、試合中に発生したケガや体調不良で、失格になる場合とならない場合について解説します。
失格になるか、ならないのか
失格にならないケガや体調不良は、軽度のもので、その場で応急処置をすればすぐにプレーを再開できるレベルのものです。
応急処置をすればある程度は良くなるかもしれませんが、回復に時間がかかるものは失格になります。
失格にならないケガおよび体調不良
- 出血を伴うケガ
この場合、以下の流れで処理されます。
主審が選手のケガの様子を伝えます。
一時的にプレー領域を離れて治療を行っても良いか、審判長が判断します。その間、試合時間の計測は、ストップさせておきます。
選手はプレー領域を一時的に離れ、ケガの手当をします。
ケガの手当が終了したら、選手はプレー領域に戻ってプレーを再開し、時間計測も再開します。
ちょっとした出血を伴うケガなら、手当をしてすぐに戻れます。ケガの応急処置をしてもプレーを再開できないような大ケガであれば、当然失格扱いになります。
絆創膏を貼ったりテーピングをすればすむような軽度のケガなら、問題ないということ。
担架で運ばれたり、救急車を呼んだりするようなケガは、即失格。
失格になるケガおよび体調不良
- 脚がつる
- くじく
この場合、プレーが中断してしまった時間をタイムアウト処理し、1分以内にプレーに戻ってくることができれば、失格扱いにはなりません。
ただし、公認審判員ではなく、相互審判で行うような地方大会は、その限りではありません。
相手選手が、
良くなるまで待ってるよ
と言って待っててくれれば、失格になることはありません。
しかし、現実問題としてプレー続行は無理なことが多く、結局そのまま棄権するパターンしか見たことありません。
中断時間があまりにも長くなると、いくら相手が待っていてくれていても、審判長判断で失格になります。
よくあるケガの事例
- 脚がつった
- 足を捻挫した
- アキレス腱を切った
- 台に指をぶつけて出血した
ここまで読んだあなたなら、どれが失格になってどれが失格にならないのか、もうお分かりでしょう。
台にぶつけて指を出血した程度のケガなら、失格にはなりません。絆創膏を貼ればそのまま試合続行できます。
ちなみに、熱中症は失格になるかならないか、微妙なところ。これも程度によるのかもしれません。
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