【卓球ルール】大会に出場するための服装規定について―白はダメ

卓球の公式大会に出場するためには、日本卓球協会が定めた競技用服装のルールに則ったユニフォームを着用しなければなりません。

公式大会で着用するユニフォームには、必ず「JTTA」の赤マークがついていなければなりません。

「JTTA」の赤ラベルは、日本卓球協会の定める規定に則ったデザインと色になっており、「JTTAの公認」を受けたウェアであることを証明するものです。

本記事では、卓球公式大会に適用される服装規定について解説します。

公式大会で適用される競技用服装

競技用服装とは、半袖シャツまたはノースリーブシャツ、ショーツまたはスカートまたは上下一体のスポーツ用服装、くつ下及び競技用シューズから成るものとする。従って、トレーニングウェアの一部または全部を着用して、定められた以外の服装で競技することは出来ない。

日本卓球ルールブック2020

暑かろうと寒かろうと、基本的に半袖・ノースリーブ、短パンまたはスカートという、膝出し肘出しが原則ということ。上下一体のスポーツ用服装は、ワンピース型のユニフォームのこと。

競技用シューズは必ずしも卓球用シューズである必要はなく、体育館シューズなら何でもO.K.

そんな声を反映したのか、NittakuとバドミントンのYONEXが共同開発した卓球シューズが出ました。

スパッツやアンダーシャツの服装規定に関しては、下記記事で解説しています。

白色のウェアは着用できません

競技用シャツ（袖、襟を除く）、ショーツまたはスカートの主たる色は使用するボールの色と明らかに違う色でなければならない。

日本卓球ルールブック2020

つまり、ボールと同じ色の白はN.G.ということ。

白い体操服でおこなう学校の部活動は必ずしもそうとは限りませんが、卓球を真面目に取り組んでいる人は、練習着も濃色のスポーツTシャツやユニフォームにしています。

選手でなくともベンチに座る監督やコーチも色付き。

審判員はもちろんわかっていますので、特に指定されていない大会でも、自然と皆さん濃色のスポーツTシャツを着てきます。

影響するような距離ではないことはわかっているのだけれども、観客として見に行くだけなのに、無意識のうちになぜか濃色ドレスコードになっているのが卓球人。

デザイン古いし、今のルールでは着る機会もないから、いい加減捨てなきゃ。

J.T.T.A.赤マークがついていること

競技用シャツ、ショーツ（ショート・パンツまたはハーフ・パンツ）またはスカートはいずれもJTTAが公認したものでなければならない。

日本卓球ルールブック2020

公認ラベルがついているものは公式大会で使用できますが、ついていないものは使用できません。

楽天やAmazonで購入する時、「JTTA公認」があるかどうか確認しましょう。現在「JTTA公認」として販売されているものには、必ず赤ラベルが付いているはずです。

競技用服装の規定が変わるたびにラベルの色が変わり、現在は赤です。

赤の前は黒、黒の前は白ラベル。今は着用できなくなった昔の公認シャツは、練習着として使い続けるのがベテラン卓球人。

市販のユニフォームではなく自分でデザインしたユニフォームで大会に出場し、話題になっていた卓球界のジャンヌ・ダルクこと四元奈生美選手。

自分デザインの特別仕様のユニフォームもちゃんと規定に照らし合わせ、協会の公認を受けた上で着用していました。

当時、根暗なスポーツと言われていた卓球のイメージを、明るく変えようと頑張っていた選手の一人です。

シャツをしまうかどうか問題

とかつては言われていました。

今は、そんな事言われなくなりました。

シャツの裾は、出しても出さなくても問題ありません。

レディース用シャツなど、裾を出すことを前提としたデザインのものが増えてきています。裾を出してプレーしているトップ選手が増えてきていることもあります。ですから、

ということはありません。

出す出さないは、好みの問題です！

張本美和選手は、シャツを入れていることが多いです。