卓球は、卓球台があっても相手がいなければ練習ができません。
相手の都合もありますし、毎日練習するのは困難です。
最近はコロナの感染状況によって、練習できなくなることも多々あります。そんなとき、
卓球マシンがあれば一人でも練習できるかも
ということで、私はカルフレックスのピンポンマシンを購入しましたが、卓球仲間の友人はNittakuのロボピンを購入したので、みんなで遊んでみました。
人相手だと、相手の技術的な問題からなかなかやらしてもらえない課題練習も、卓球マシン相手なら思う存分できるのが良いですね。
ロボピンは横回転は出せませんが、上と下のモーターの回転量を変えることで、緩急のあるボールが出せるのが最大の魅力。
- 一人で課題練習をしたい人
- 対ナックルボールの練習をしたい人
- ドライブやカットなどの回転量の多いボールに対する練習をしたい人
ニッタクロボピンの概要
- サイズ:高さ 54cm、幅 18cm、奥行 24cm
- 重量:3.0kg
- 首振り機能(左右1球づつ/1~3)
- スピード設定(上ホイール0~6、下ホイール0~6)
- ピッチ設定(1~9)
- 回転切替え(上ホイールと下ホイールの強さにより調整)
※横回転は出せません - 高さ調節(アジャスターにて調整)
- コードレスリモコン(本体のコントロールパネルでも操作可能)
リモコン付きなので、一人でも練習しやすい嬉しい仕様です
ロボピンで多球練習してみた
本当は卓上において使用するのが正しい方法です。
卓上に置いていないのは、「台上技術以外はエンドラインより後ろから打つ」からで、その打球点に合わせてマシンを後方に下げて見ただけです。
マシンの持ち主の好みです。
男子はそれで良いかもしれないけれど、ピッチの早い女子はやはり卓上に置いたほうが実際のプレーに近くなるような気がするんだけどな……
ロボピンで回転を変えて遊んでみた
電源が入っていない状態ですけれど、一番左の数字が上回転、真ん中の数字が下回転、右の数字がピッチになります。
その比率を変えることで、スピードや回転量を変えることができます。
最初は上回転を多めにして、一般的なドライブ回転にして打ちました。
そして次第に下回転の割合を増やしていき、
上回転:下回転=4:6
のあたりでバウンド後ナックルボールになりました。
下回転または上回転のかかり具合で飛距離が変わってくるので、その都度角度を調節したり、距離を調節したりする必要がありました。
回転具合によって飛距離がどのように変わるのか、よく理解できます。
上回転:下回転=0:6
で、なかなかのブチギレの下回転が飛んてくることが分かりました。
強烈な下回転がかかっているためボールが浮いてしまい、台からかなり離れたところにロボピンを置かないと、台に収まってくれません。
1:5では切れがイマイチで割と楽にドライブスマッシュができましたが、0:6にするとかなり持ち上げないと返せません。
ロボピンの首振り機能で遊んでみた
このレバーで首振り具合を調節できます。
3はコーナーからコーナーへの振り幅なので、かなりきついです。
2ぐらいがちょうどいい感じです。
フォアばかり、バックばかりの練習ではなく、首振り機能を利用してフットワーク&切り返しの練習もしてみました。
私はフォアとバックで微妙に握りが違うので、このような練習をすることでグリップ調整の練習になります
フォアばかり、バックばかりの練習をした後、フットワーク&切り返しの練習をしました。フォアばかり、バックばかりの時の癖が残っていると、調整がうまくいかず、ミスしてしまいます。
ロボピンを使ってみての評価
自分の卓球マシンではなく人のマシンなので、いつものような細かいレビューはできませんが、おおよその使い勝手はわかりました。
- ちゃんとしたボールが飛んでくるのは3球目
- 技術の習得に最適
- 適度な回転のブレ
- ピッチ1でボール満杯で約4分
ちゃんとしたボールが飛んで切るのは3球目から
1球目、2球目はまだモーターの回転が上がりきっておらず、ボールがまともに飛んできません。
1球目、2球目は捨て球。
わかっていれば、気にするようなものではありません。
1球目が飛んでこなからと言って、ロボピンの調整をするのは早すぎ。少なくとも3球目まで様子を見ましょう。
ちなみに、カルフレックスのピンポンマシンの場合は1球目捨て球で2球目から。
技術の習得練習に最適
バック側に下回転のボールを出して、それを粒高で叩く(フリック)するという練習を徹底的にやってみました。
私にとって、できることは分かっているのに実戦では弱気になってしまってできない技術です。ここでちょっと徹底的に特訓して自信をつければ、実践でも難なく出るようになるんじゃないかと、考えています。
緩急をつけられるのは最大の魅力
回転にブレがある
マシンなので常に一定の回転がかかっていると思われがちですが、意外とブレます。
対人であれば、相手のラケットの振り方を見てある程度判断するものなのですが、機械ではそれができません。
飛んでくるボールの軌道やボールのマークの動きだけを見て、回転量を判断しなければなりません。
回転量にブレがあるからこそ、毎回の返球に微調整が必要となります。
人相手でも回転量にブレがあることを考えれば、このブレは機械らしさを感じさせず、人に近い球質と言えるかもしれません。
ピッチ1でボール満杯で約4分
ボールをいっぱいに入れてセットし、ピッチ1で行った場合どのくらいの時間がかかるのか測定したところ、約4分でした。
たった4分と思われるかもしれません。
ですが、この4分は結構ハードです。
中高生なら余裕かもしれませんが、中高年になるとキツイ。
そもそも卓球のラリーが4分以上続くなんてことは、カットマンでもない限りめったにありません。
練習というものは、ちょっとキツイと感じるぐらいが丁度いいと考えているので、この4分という長さは最適な時間と言えます。
ロボピンのまとめ
ある特定の技術を徹底的に反復練習をして身につけたいときなど、このマシンを使って練習するのはひじょうにいい方法です。
コロナ禍で思うような練習ができないときでも、卓球マシン相手なら一人でもできます。
ロボピンのメリット
- 回転量を調整することにより浅いボールから深いボールまで可能
- ナックルボールから回転量の多いドライブやカットボールまで
対ナックルボールの練習ができるのは魅力
ロボピンのデメリット
- ネットと組み合わせたボールの自動補給システムがない
- 横回転非対応
- 卓球台から離しておく場合は、ロボピンを置くための台を用意しなければならない
カルフレックスピンポンマシンと違って、専用のネットと組み合わせたボールの自動補給システムがないので、装填したボールがなくなればそこで終わります。
横回転は出せないので、対横回転の練習はできません。
球質によっては台に置くとボールがコートに収まってくれないので、台から離れた場所に置く必要があります。そのための脚は販売されていないので、ロボピンを置くための台を自分で用意しなければなりません。
椅子やら箱やら、いろいろと組み合わせて高さを調整しました
球質の豊富さは魅力。ロボピンでこっそり課題練習して、周りを驚かせちゃいましょう!
対横回転の練習をしたい方はこちらがおすすめ(ただしナックルボールは出せない)
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