卓球のアウト判定を徹底解説!ノーバウンドと得点のルールをわかりやすく解説

卓球の試合を見たりプレーしたりする中で、「アウトって具体的にどんな条件なの?」と疑問に思ったことはありませんか?

卓球は、必ず自領のコートにふれてからラケットでボールを返球します。

テニスでは、自領のコートにバウンドする前にボレーを決めて得点したりするけど、卓球はダメという理解で良いのかしら?

実は、卓球のルールでは 「ノーバウンドで打った位置」 によって、得点が変わります。

本記事では、以下のポイントについて説明します。

  • ノーバウンドボールを打った位置による得点の違い
  • 過去と現在のルールの変化
  • 注意が必要な判断ミスと対処法

判定が難しい場合もありますので、詳しく解説していきます。

この記事を書いた人

卓球が趣味のアラフィフおばさん
上級公認審判員
とある地方卓球協会の役員

卓球はあまりうまくはないけど用具の研究は好き

女性目線で紹介するよ
目次

卓球のノーバウンドルール:打った位置で得点が変わる

相手のボールをノーバウンドで打った場合、打った位置に応じて得点が変わります。

ケース1:エンドラインを超えたアウトボールを打った場合

ボールがエンドラインを超えてからノーバウンドで打つのは問題ありません。自分の得点になります。

ケース2:台上でノーバウンドで打った場合

エンドラインの内側、つまり台上でノーバウンドで打った場合はオブストラクションとなり、相手の得点になります。

たとえ故意でなく偶然でも、オブストラクションが適用されます。

自領コートにバウンドする前にボールに触れるものは何もラケットに限らず、手が触れてしまったり、ユニフォームがふれてしまったりしても相手のポイントになります。

「アウトボールになりそうだ」と思い込んで手を伸ばしてボールに触ってしまうとオブストラクションになってしまいます。必ずエンドラインを超えたことを確認してから、ボールに触ってください。

過去と現在のルールの違い

現在の卓球ルールでは、エンドラインを超えたノーバウンドボールを打つことは許されています。

しかし、昔はアウトボールがラケットに当たると相手の得点になるルールがありました。

昔のルールの名残

私は久しぶりに卓球を再開した時、このルールが変わっていることを知らず、昔のように必死でアウトボールがラケットに当たらないように避けていました。

つぶまる

子どもたちの試合でアウトボールを平気でラケットで打っているのを見て、びっくりしたたものです。

かなり経ってから、エンドラインよりも後方であればアウトボールをラケットで打っても問題ないと知りましたが、昔の癖はなかなか抜けないものですね。

勘違いしそうな判断

相手競技者の打ったボールが、自領コートに触れることなく自領コートを越えるか、自領のエンドラインを越えた場合。

日本卓球ルール 2022

サイドラインをきったノーバウンドのボール

このようなボールを打ってしまった場合、どちらのポイントになりますか?相手?自分?

台上ではないから、自分のポイントじゃないの?

つぶまる

サイドラインはきっていても、エンドラインよりも前だった場合、ラケットで触れると相手のポイントになってしまうよ。

  • ラケットで触った場合→相手のポイント
  • 手で触った場合→自分のポイント

ボールを追いかけているときなので、ついついラケットで触ってしまいそうですが、ラケットで触ってしまったら相手の得点になってしまいます。

注意しましょう!

ややこしいわい!!

私も、そう思います。

卓球のスーパープレー!ゼロバウンドとは?

強烈なドライブが交錯する試合では、特殊な「ゼロバウンド」という現象が起こることがあります。

まれに見られるスーパープレーです。

ゼロバウンドの特徴

  • ボールが台の横から相手のコートに入る
  • バウンド後の高さが極めて低く、返球が非常に難しい
  • 見た目は台上を滑っているように見える

サイドラインを切るようなボールを、台下から相手コートに横入れする時にみられます。

もちろんこのゼロバウンドは有効で、ポイントになります。

このような現象は特に男子選手の試合で見られ、卓球のテクニックの奥深さを感じさせます。

これをどうやって返せっていうの?!無理無理!

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